Othello! JAPAN Blog
docomoのスマホ、よほど古いやつじゃなければ、docomoショップに持って行くとSIMロックを解除してもらえます。手数料は3,150円。

SIMロックって何よ?


念のため軽く説明しますと、例えばdocomoで買ったスマホは、docomoのSIMカードしか使えません。softbankのSIMカードを差しても使えません。
本来は通信規格が同じであれば、どの会社のSIMカードを入れても使えるべきものなんです。だけど売る側としたら他社に乗り換えられたくないから、わざわざそのスマホでは自社のSIMしか使えないように「ロック」してるわけですね。

SIMロックを解除すると?


わかりやすく便利なのは、海外に行った時に現地で SIM カードを調達することで、安く通話・ネットができることです。
特に手続きいらずで使える海外ローミングは楽ちんではありますが、普通にネットしてたら毎日3千円近くかかっちゃいますよね。

ちなみに、SIMロック解除していないスマホを持ち込んで現地のSIMを差しても、認識されません。

そんなわけでやってきた


そんなわけで、docomoショップに行ってSIMロックの解除をしてきました。
その場でさくっとやってくれました。15分くらいだったかな。

ロック解除用の特別なSIMってのがあって、スマホにそいつを差してdocomoショップのおねーさまがPCでちょろちょろって作業をすると、あっという間に作業が完了します。

実験したいんだけど・・・


間違いなくロック解除はしてくれたのですが、実験する術がありません。
うちは家族全員docomoのため、docomo以外のSIMがない!
なのでほんとにロックが解除されたかどうかは、1月のシンガポールでぶっつけ本番の確認になります。

イギリスのオセロプレイヤー、Michael Handel がお亡くなりになりました。43歳の若さです。。

彼と初めて会ったのは1997年にロンドンで開催されたMind Sports Olympiad。知ってる人は知っていると思いますが、当時大学生の末国君に旅費を借りて行った大会です。優勝賞金40万、準優勝賞金25万だったので、まぁ、賞金で借金は返せるでしょ、という、軽いノリで参加しました。

何回戦かでこのMichaelと当たり、当時無名だったからと言って油断していたわけではないのだけれども、序盤で形勢を崩してそのままずるずると敗戦。2位以内に入らないと末国君に借金が返せなくなるというのに、痛い1敗でした!

休憩時間にたばこが切れてしまって困っていたら、彼がたばこを1本恵んでくれました。ただ、なんかマッチ棒みたいな平べったい不思議な感じのたばこで、No, thank you しちゃったことを思い出します。

ios (Internet Othello Server) というオセロサーバがありまして、そこで彼とは仲良くさせてもらってました。"This is between you and me, ..." というフレーズを知ったのは彼からだったと思います。

あとあれですね、2006年の水戸の世界戦で再会して、「いやぁ〜、ずいぶん老けたねぇ」みたいなこと言ったら「君もだよ、ハハッ」と返されたのを思い出します。

・・・いろいろ思い出してたら、なんか涙が出てきちゃた。

Michael, どうぞ安らかにお眠りください。



facebookのニュースフィードがぐちゃぐちゃになっちゃってて困ってる、という人いませんか。

facebookを始めた頃、というかとりあえず登録してみた頃、海外のオセロプレイヤーから次々に友達申請が来て、なんとなく名前だけ知ってる人も、誰だか全く分からない人も、とにかくOKしてました。

すると当たり前なんですが、facebookにログインして最初に表示されるニュースフィードに、誰だかわからないような人の投稿が英語とかその他の言語とかでぐじゃぐじゃと表示される。

なんだかfacebookは良くわかんねー、としばらく放置してたのですが、リストという機能の存在に気付き(小出さんに教えてもらったのかも)、「オセロ(日本)」とか「仕事」とかのリストにわけることで、なるほどちょっと使いやすくなりました。

が、やっぱり最初に表示されるニュースフィードが混沌としてることには変わりはありません。

で、知らなかっただけで、それもなんとかできるんですね。友達一人一人について、ニュースフィードに表示させるかどうかの設定ができる。デフォルトでは「表示する」になってるので、「この人の投稿はニュースフィードに出さなくてもいいなぁ」という人については、以下の方法で非表示にできます。

ニュースフィードへの表示をやめたい友達の名前をクリックしてその人のページを表示させます。


※これはあくまでも例です!

カーソルを [友達] のところに持っていくと・・・


※これはあくまでも例ですからね!

こんなメニューが出ます。「ニュースフィードに表示」にチェックが入っているので、ここでクリックしてチェックを解除すればOK。以降、この人の投稿はニュースフィードに表示されなくなります。

そんな感じで、私の場合は海外のオセロプレイヤーについてはニュースフィードでは非表示にして、別途「オセロ(海外)」リストを作ってそこにまとめています。

今度の1月、Othello World Cup 2014で1週間弱シンガポールに滞在するので、モバイル通信事情についてちょっと調べてみました。
インターネットアクセスが無かったら死んじゃいますからね。

どうやら、プリペイドのSIMカードが簡単に手に入るようです。
空港でも売ってるようです。

例えばSingTelという会社のプリペイドSIMカードは・・・


SingTel プリペイドモバイルSIMカード

こんな具合で、最低 8SGD (1SGDは80円位)からあります。ただこいつはStandard Sizeのものしかないので、Micro SIM の場合には 15SGDのカードが最低額っぽい。

で、定額のデータ通信のプランにはこんなのがあります。


SingTel定額データプラン

有効期限7日で1GBまででたったの 7SGD。
なのでStandardサイズのSIMが使えるスマホ・モバイルルータなら、8SGDのカードを買えばそれだけで1週間OKです。Micro SIMが必要な場合は、あまりが出てしまってちょっと損ですが、それでも15SGD (1200円位) で済むんですね。

SIMフリーのスマホ Nexus 5 も手に入れたことだし、これでシンガポールの1週間も快適なネット接続が得られそうです。



先日購入したNexus5、ちょっとした問題点はありましたが、とりあえずの使用感はたまらなくいいです。

キビキビ動作するか

なんと言っても動作がサクサクです。
まぁ、1年半以上前に買った Galaxy Note との比較なんで、そりゃぁサクサクですよね。
キビキビした動作だけじゃなくて、画面を触る感じとか、なんか iPhone をいじってるような気分になります。

Flash Player が動かないとか・・・

これはNexus5が云々ではなく、Android4.4 でそうなっちゃったようです。
無理やり Flash Player を入れてみても、動作しません。
なので iPhone と同じですが、flash を使っているサイトは見ることができません。

Adobe AIR 上で動作するアプリは?

先日のブログに書いた通り、研究COBRA・対戦COBRAとか、オンラインオセロ教室用の対戦アプリとか、これらは全て Adobe AIR 上で動くアプリとして作ってあるのですが・・・ 日本語が表示されないという悲しい不具合に遭遇しました。



こんな感じです。

一番左がオセロ教室の対戦アプリを起動したところ。なんか [ ] だけ表示されてますが、これは日本語が全て表示されてないせいなんです。

真ん中のは教室のロビーに入ったところ。一応入れはするのですが、やっぱり日本語が表示されないのでおかしなことになってます。

右のは研究COBRAですが、メニューボタンを押して表示されるメニュー画面、ここに日本語が表示されません!
まぁ、アイコンがあるからおおよそ勘で使うことはできますが、棋譜ライブラリは、日本語が表示されないとさすがに使えませんやね。

Adobe AIR を古いバージョンにすればOK


この問題、自分の作ったプログラムが悪いのか、Adobe AIR が悪いのか、Android 4.4 が悪いのかはっきりせず半分あきらめていたのですが、いろいろやってたらなんとか解決できました。



無事、こうなりました。

現在、Adobe AIR の最新版は 3.9.0.121 ですが、これと Android4.4 の組み合わせだと、(少なくとも自分の作ったものだと)AIR アプリに問題が発生します。

最近触っていなかった他のスマホにインストールされていたAdobe AIRは3.6.0.609で、これを吸い出してNexus5にインストールし直す、ということをしたら、上のように解決しました。

まとめ


AIRアプリで日本語が表示されない、という問題を除けばかなり気に入っていたので、今回この問題が解決されて大満足です。

45,000円程度で手に入るこのSIMフリースマホ、お勧めでっせ。

3日前に掲載した「数字で見るオセロ。の数字の見方3」の続きです。



この表の数字の見方について説明します。
今回で最後です。

■ 幻惑力(41-60)

「相手石損」は、対戦相手の石損合計の1試合当たりの平均です。

「石数gain」は、「相手石損」から自分の「石損平均」を引いたものになります。つまり、1試合当たり、41手目以降でどれだけ得(?)をしたかを表します。

岡本さんと山川さんの比較として、石損平均を見ると岡本さんが8.2で山川さんが2.9と、5石以上差があるわけですが、石数gainを見るとほとんど同じ。

終盤石損2.9という恐ろしい数字を出した山川さんが「わかりやすい終盤が多かった」と謙遜していましたが、「相手石損」も他者と比較して小さいことから察するに、多少「大きなミスをしづらい終盤」が多かったのかもしれません。ただそれにしても石損平均2.9ってのは恐ろしいことですからね。

そんなわけで、数字で見るオセロ。の数字の見方はこれで終了でーす。


ずーっと気になってたNEXUS 5、買いましたよ。

Googleから出たSIMフリースマホです。
SIMフリーってのはあれですよ、通信方式さえ対応してるところなら、docomoだろーとsoftbankだろーと、キャリアを選ばず自由にSIMが使えるってことです。

更には、海外に行って現地でSIMカードを調達すれば、海外ローミングなんかと比べたらもう、猛烈に安くネットが使えるわけです。
シンガポールだと空港でプリペイドのSIMを売ってたりするらしいんで、OWCで1月に行く時には重宝するはず。

ただね、これはNEXUS 5が原因じゃなくてAndroid4.4かAdobe AIR (for Android)のせいだと思うのですが、Flash で作ったアプリでなぜか日本語が表示されないという不具合が発生してます。オンラインオセロ教室の対戦アプリとか、スマホCOBRAの研究COBRAとか、そいつらが日本語が表示されないんで、結構つらい状態。

GoogleかAdobeが早く修正してくれたらいいんだけど・・・

そんなわけでして、NEXUS 5に限らずAndroid4.4にする際には、動かないアプリがそれなりに出てきちゃうと思いますので、みなさま覚悟して下さい。



Othello World Cup で採用されている独自のポイント方式について、昨日書きました。

今日は、11月10日に開催された最終予選の結果を使って、大変面倒ではありますが具体的に数字を出して比較してみたいと思います。

昨日と同様、プレイオフに進めるとか進めないとか、結果的にワイルドカードで救われるとか救われないとか、このポイントが大きく運命を分けることになった5勝2敗について見ていきます。

 4. 末國 誠   九段 5.1012050303
 5. 村上 健   九段 5.1011030302
 6. 滝沢 雅樹  九段 5.1010040302
 7. 大野 友弘  七段 4.1010040404
 8. 中島 哲也  八段 4.1010030301
 9. 後藤 宏   七段 4.0909040302
10. 三屋 伸明  五段 4.0909030303
11. 加納 勇気  五段 4.0810040303
12. 松谷 信平  四段 4.0709030303
13. 塚本 和磨  三段 4.0708030302
14. 大清水 崇典 五段 4.0708030201

5勝2敗の11人の、順位とポイントは上のようになります。

ポイントは、上にある通り整数部と長ったらしい小数部からなります。

整数部

整数部は、1ラウンド前の勝数になります。
昨日も書いた通り、4〜6位の3名は6回戦終了時点で既に5勝を挙げていて、最終戦負けての5勝2敗になります。なので整数部が 5 になります。
7位以下の選手は、6回戦終了時点では4勝、最終戦の勝利で5勝2敗になっています。なので整数部が4となり、4〜6位の3人より順位が下になります。

小数第1位と第2位

小数第1位と第2位を合わせた2桁の数字は、

 1. 自分が勝った相手の中で一番勝数の多い選手の勝数
 2. 自分が負けた相手の中で一番勝数の少ない選手の勝数

この2つの合計になります。
7位以下を見てみると、大野七段と中島八段がこの数字が10、内訳は昨日書いた通りですが、1も2も5勝ということで、足して10になっています。

小数第3位と第4位

あとは繰り返しになりますが、小数第3位と4位を合わせた2桁の数字は、

 3. 自分が勝った相手の中で2番目に勝数の多い選手の勝数
 4. 自分が負けた相手の中で2番目に勝数の少ない選手の勝数

これの合計になります。

  * * *

察しの良い方ならお気づきかと思いますが、全員分しっかりとポイント計算するには、小数部の長さは試合数×2桁になります。上の結果表では、最後に4つの0が省略されていると思って下さい。

  * * *

で、このポイントにどういう意味があるんだ、と思う人もいるかもなのでもうちょっと書いておきますが・・・

要はですね、同じ2敗をするにしても、例えばその2敗が上位の人に喫したものならしょーがないよね、みたいな意味合いです。
大野七段の2敗は5勝の選手に喫したもの、中島八段の2敗は5勝と6勝の選手に喫したものです。なので整数部が4の選手の中で上位になっています。

逆に、14位になっている大清水五段は2勝の選手に負けているのが大きく響いて低いポイントになっています。13位の塚本三段は3勝の選手に負けているのが原因しています。

ちなみに、8位の中島八段と9位の後藤七段のポイント差は、中島八段が5勝以上の選手にしか負けていないのに対し、後藤七段は4勝の選手に負けている、という部分によるものです。

このポイント方式の考案者

そうだ、なんか偉そうに私が仕組みの説明をしてしまったので誤解してしまった人がいるかもですが、私が考えたものではありません。
以前理事をやってた野田六段考案の方式です。
石数を使わずに、細かくタイブレイクができて、それでいて結果が感覚と大きくずれないモノを、ということで考え出したもののようです。



Othello World Cup 2013の予選と本戦、そして Othello World Cup 2014の予選、同勝数者の順位決定には独特のポイント方式を用いています。

11月10日に行われた最終予選を例にとって、どんな計算でポイントを求めているのか、ちょっと説明してみます。

ポイントによるタイブレイクがとっても意味を持つ5勝2敗について見てみます。7回戦終了時点で5勝2敗だったのは以下の11名。
 4. 末國 誠   九段
 5. 村上 健   九段
 6. 滝沢 雅樹  九段
 7. 大野 友弘  七段
 8. 中島 哲也  八段
 9. 後藤 宏   七段
10. 三屋 伸明  五段
11. 加納 勇気  五段
12. 松谷 信平  四段
13. 塚本 和磨  三段
14. 大清水 崇典 五段
ポイントによって、4位〜14位に順位づけされています。

まず1番重みのある指標は、1ラウンド前の勝数です。
6回戦終了時点で勝数の多い方が上位になります。
別の言い方をすれば、最後に負けている方が上位、とも言えます。
最終戦前に自分より勝数の多い人には、最後で勝数が追いついてもポイントでは絶対に追いつけない、と言えます。

この11人の中で、末国九段、村上九段、滝沢九段の3名は、5勝1敗から最後敗れての5勝2敗ということで、他の8人より上位になります。

次は、以下の2つの合計になります:

 1 自分が勝った相手の中で一番勝数の多い人の勝数
 2 自分が負けた相手の中で一番勝数の少ない人の勝数

例えば6勝1敗の人に黒星を付けてたりすると、1 のポイントが高くなります。
2 は、自分に勝った相手が全員好成績だと高くなります。逆に例えば 1 勝しかしていない選手に負けてたりすると、2 のポイントが低くなり、やばいです。

さて、これを全員について見ていくのは面倒なので、プレイオフに進出できるかできないかの境目になった、7位の大野七段と8位の私で見てみます。
・・・と思いましたが、ワイルドカードによる参加資格が得られるかどうかの境目になった8位と9位も結果的に重要だったので、9位の後藤七段も合わせてみてみます。

 大野七段: ○後藤 5勝 + ×末国 5勝 = 10
 中島八段: ○三屋 5勝 + ×末国 5勝 = 10
 後藤七段: ○塚本 5勝 + ×石崎 4勝 = 9

大野七段と私は、勝った相手で一番勝数の多い人の勝数が5勝で、負けた相手で一番勝数の少ない人の勝数が5勝ということで、同点。
後藤七段は9点。ここで、大野・中島 > 後藤 が決まります。

同点の大野・中島については、以下の2つの合計を比較します。

 3 自分が勝った相手の中で2番目に勝数の多い人の勝数
 4 自分が負けた相手の中で2番目に勝数の少ない人の勝数

比べてみます:

 大野七段: ○大清 5勝 + ×滝沢 5勝 = 10
 中島八段: ○土屋 4勝 + ×佐谷 6勝 = 10

また同点なので、お察しの通り以下の2つの合計を比較します。

 5 自分が勝った相手の中で3番目に勝数の多い人の勝数
 6 自分が負けた相手の中で3番目に勝数の少ない人の勝数

ただし今は両者ともに5勝2敗ですから、6は存在しません。5 だけの比較になります。

 大野七段: ○駒形 4勝 = 4
 中島八段: ○和泉 3勝 = 3

ここで差が付きました。
・・・という差により、大野七段が私より上になっています。

  * * *

こんな感じのポイント方式です。

ざっくり言うと、、、

順位の低い選手に負けてるとポイントが伸びない、上位の選手にしか負けてない方がポイントが高くなる、上位の選手に勝つとポイントが伸びる、という感じのシステムです。

3日前に掲載した「数字で見るオセロ。の数字の見方2」の続きです。



この表の数字の見方について説明します。

■ 終盤力(41-60)

「石損回数」の欄には、1試合当たりの石損回数平均が書かれています。
1試合当たりの石損回数とは、1試合の中で、41手目以降に最善ではない手を打った回数です。

「石損平均」の欄には、1試合当たりの石損合計の平均が書かれています。
1試合当たりの石損合計とは、1試合の中で、41手目以降に打たれた最善ではない手が最善の手と比べて何石損をしているかを合計したものです。
ここでは石数ではなく石差を使っていますので、33-31で勝てるゲームを32-32にしてしまうような手は2石損と数えます。

「WLD変動」とは、逆転の悪手を打ってしまった回数の合計を表します。
勝ち局面を負け局面にしてしまった場合は 1、勝ち局面を引分局面にしてしまった場合と引分局面を負け局面にしてしまった場合は 0.5 となります。
この指標は「回数」なので、お互いに逆転の悪手を打ちあったりするゲームでは、1ゲームでWLD変動が3とか、そういう大きい数字になってしまう場合もあります。

  * * *

表を見てみると、上位陣の石損平均は9石以下です。
世界選手権で決勝トーナメントに進むには、このくらいの数字が出せないといけなそうですね。


続きはまた次回。