Othello! JAPAN Blog
もうあと1週間後に迫りました。8月5日、オセロ小学生グランプリ全国大会が開催されます!

「中島八段の小学生オセロ教室」の優秀な生徒の1人であるちかちゃんのママさんが、今年の全国大会参加選手の一覧表を作ってくれまして、その表を見ていていろいろわかったことを書きたいと思います。

ちなみにちかちゃんは、今年は東京ブロック午後の予選に出て、5連勝で全国進出を決めています。今3年生なんですが、1年生の時から3年連続での全国出場です。

さて、今年のオセロ小学生グランプリ全国大会について、情報をちょろちょろ小出しに書いていきますよ〜
参加者: 81名
地区予選を通った子は全部で81名。この中から、今年の小学生日本一が決まるんですね。
あ、ただ数人の欠場はあると思うので、実際のところは80人弱ってことになるのかな。
6年生17人
5年生20人
4年生22人
3年生12人
2年生8人
1年生2人
学年毎の人数はこんな感じになります。やっぱり上の学年の方が多くなりますよね。

1年生の2人のうちの1人は、

うちの虎ちゃんですよ〜。

で、次は過去に入賞経験がある人:
福地啓介六段神奈川2014優勝, 2015優勝, 2016 3位, 2017準優勝
長島孝陽二段大阪2017 3位
松野忠義二段兵庫2017 入賞
池谷真音初段神奈川2015 入賞
4人だけでした。やっぱり高学年の子の入賞が多いからってことなんですが、想像より少なかった。
なので最低でも4人、初入賞者が生まれるんですね。

いやぁ、それにしても、福地君の頭抜け具合ははんぱないっすね。

次は段級位別の人数。
六段1人
五段0人
四段0人
三段1人
二段11人
初段9人
1級11人
有段者22人。なんと、4人に1人以上が有段者です。

では最後は、1年生の時から連続で全国大会に参加している人。
5年連続福地六段、小林初段
4年連続狩野初段、池谷初段、宇井1級
3年連続山口二段、田中二段
2年連続原1級、伊藤1級
1年宮本1級、中島君
「ジュニアグランプリ」から「小学生グランプリ」に変わったのがまだ4年前なので、「小学生グランプリ全国大会に6年連続で出た人」はもちろんまだいません。
まず1年生の時に予選を通過できないと始まらないので、6年連続はなかなか難しいですよね〜。
福地君と小林君は、実力的に来年も予選に参加さえできれば達成かな。


■中島八段の小学生オセロ教室
http://seaside.othello.org/renshukai/

■中島八段のオンラインオセロ教室
http://school.othello.org/


※日本オセロ連盟HPに掲載されている写真をお借りしました

小学生グランプリ 神奈川予選を見に行ってきたの記事で神奈川予選午前の部について書きました。

続いて午後の部の様子を書きます。

午後の部にも、中島八段の小学生オセロ教室から2名が参加してます。

別に私の指示でブロック分けをしているわけではないのですが、おそらく当事者同士でどこから出るか話し合って(リサーチして?)、うまいことばらけてるようです。

横浜新人王の颯太君

参加者を見回すと、おそらく颯太君と安井君が2強って感じ。
颯太君ってのは、横浜新人王は颯太君!の記事で以前紹介しましたが、この1年でめっちゃ伸びた教え子です。安井君はうちの生徒ではないけども、同じ神奈川午後に出ると聞いて、颯太君がめっちゃマークしていた子になります。

やっぱり2強は3回戦で当たる

午前の部と同様でした。
2人とも、パーフェクトに近い大勝で2連勝。なので当然3回戦で当たります。

この2人のゲーム、序盤は颯太君がリードして、安井君がぎりぎり粘って逆転した感じに。しかし終盤黒の颯太君が逆偶数にまとめ、終わってみれば32-32の引き分け!
この大会、今年から引分黒勝ちというルールになっており、颯太君の0石勝ち!

そして2強は大勝を続ける

全勝を守った颯太君も、1敗になった安井君も、残り2試合をしっかりと大勝。
颯太君は合計255石だったかな。安井君も同じくらいだったはず。
そんなわけで、午前の部と全く同様、2強は3回戦で当たるけど、結局1位と2位になる、ってやつでした。

「先生、勝ったよ〜」みたいな顔してる颯太君。
こっちはわりと安心して見てたんだけど、本人いわく通過が決まって「ほっとした」と。
そんな顔には見えなかったけど、やっぱり緊張してたんだね。

皓介君は7位から3位へジャンプアップ

全体的な展開は午前の部とかなり似通ってました。
最終戦、颯太君は同じく全勝の子と対戦するわけですが、これも大勝。そこまで2位だった相手の子は、石数が伸びずに入賞圏外へ。
1敗の安井君は全勝で3位の子と対戦するわけですが、これも大勝。そこまで3位だった相手の子は、石数が伸びずに入賞圏外へ。

とゆーことで、3〜6番テーブルの1敗対決で勝った子のうち、上位2名が入賞となります。

最終戦を前に7位だった皓介君、午前の部の真緒ちゃん同様、最終戦で爆勝!
結果発表を待たずして、入賞を確信します。

午前の部ほど祈りはいらなかった

午前の部は、最終戦を前に7位と10位から2人とも4位以内に入って欲しかったので猛烈に祈る必要がありましたが・・・

午後は颯太君が独走してくれて最終戦前に通過を決めてくれてたし、皓介君の大勝だけを祈ってればよかったので、わりと楽な気持ちで見てられました。

何にしてもですね、午前も午後も、当教室から送りこんだ2名が見事に通過してくれたんで、たまりませんでしたね!

4人ともほんと頑張ってくれました。おめでとう!



■中島八段の小学生オセロ教室
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■中島八段のオンラインオセロ教室
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※日本オセロ連盟HPに掲載されている写真をお借りしました

7月8日(日)、神奈川産業振興センターでオセロ小学生グランプリ神奈川ブロック大会が開催されました。
この「ブロック大会」は各地で開催されていますが、この大会で上位に入ることで全国大会へと進める大会です。

神奈川ブロックは午前の部と午後の部にわかれていますが、私の「中島八段の小学生オセロ教室」の教え子も、午前の部に2人、午後の部に2人参加するので、大会の運営を頼まれてるわけでもなんでもないのに、ただただ応援するために行って参りました!

61人参加で通過は4名

全国大会に進めるのは、おおよそ15名当たり1名と決まっています。
神奈川予選午前の部に集まったのは61名。ということで4位までが全国大会に進めるということになります。

試合数はたった5試合

「実力上位4名を選ぶ」ためには、61人で5試合はちょっと、というかめちゃめちゃ試合数が足りません。
5試合で、全勝が1〜2人、1敗が6〜8人くらいになるのかな。
勝ち数が同じ者については石数が多い人が上位になるというルールなので、全勝するか、または4勝1敗で石数上位に入るのが通過の条件になります。

ってことで、結構「当たり運」が影響してきます。
石が大きく稼げるかどうかって、まずは稼げる相手に当たれるかどうかにかかってきますからね。
5試合の中でいわゆる「ガチ勢」2人に当たっちゃう運の悪さを発揮すると、2敗したらもちろん通過できないし、1勝1敗でしのいでも石が稼げないわけで。

でもそこがいい

で、こういう点について、オセロ連盟にクレーム(?)を言っちゃう人もいるようですが、私はこの大会はこのままで良いと思っています。

例えばさ、まぁ時間的に不可能ではあるんだけども、6勝勝ち抜け8回戦とかにして、同時に抜けた場合はプレイオフとか、やたら厳密にやるとするじゃん。そしたら結構な確度で、実力上位4人が通過することになるんだと思います。

もしもそういうやり方で、毎回毎回同じ人だけが全国大会に行ってるようだと、毎回通過できない人が諦めてオセロをやめちゃう確率が上がっちゃうと思うんですね。今のやり方でも実力1位と2位はほぼ確実に通過できるわけで、3位以下については当日の運が少々絡むようにしていた方が、多くの人がオセロを続ける、さらに夢中になるきっかけになると思ってます。

3回戦で神奈川トップツーの対戦

神奈川予選午前の部で実力トップ2と思われる福地君と池谷君。それぞれ2回戦までで125石と128石。当然3回戦で当たります。
そしてその戦いを制したのは・・・
池谷君!

可愛い教え子達は・・・

さて、我が教え子の健人君、初戦は2石勝ちと小さな勝ちだったものの、3回戦で64石勝ち!
大きな勝ちを喜びつつも、となると次は池谷君と当たっちゃうんじゃ・・・
そしてやっぱり池谷君と当たりました。
途中までいい勝負はできていたのですが、終盤で大きく差が付き、終わってみれば8個しか残ってない。こ、これはやばい!

もう一人の教え子の真緒ちゃん、2回戦で黒星を喫したものの、大きな負けではありませんでした。
「残りをしっかり勝てばだいじょーぶ!」の言葉を信じてくれたのか、その後連勝。石数が多いとは言えないけど、最終戦まで可能性を残しています。

4回戦を終えて上位の成績が発表される

最終戦を始める前にちょっと休憩があり、その時間を使って通過の可能性がある人の名前が貼り出されます。

予想外の1敗を喫してしまった福地君、心配そうにその表を見つめています。

1敗してるとは言いつつ1番石を稼いでいるので、福地君は最後勝てば絶対に通過。

で、これ、組み合わせは上から順番に当たります。1位vs2位、3位vs4位・・・11位vs12位って感じね。

うちの子は、真緒ちゃんが7位で健人君が10位。
この2人両方が残るパターンを頭の中で勝手にシミュレーションします。
まずは真緒ちゃんも健人君もそれなりに大きく勝たないといけないわけですが、その上で、1番テーブルでは池谷君が、2番テーブルでは福地君が勝つと仮定すると、池谷君・福地君の2人は通過確定。で、2位の塚○君と3位の永○君は石があまり多くないから、石数でまくれる可能性が高い。2位と3位が2石差で負けたとすると4勝1敗210石になるわけで、それをまくるためには真緒ちゃんが44石以上で健人君が50石以上必要。

そしてポイントとなるのが3番テーブル、199石持っている原君が勝つとさすがに石数でまくるのは無理なので、石数の少ない工○君が勝ってくれるのが条件。工○君が勝った場合でも、真緒ちゃんが1石以上、健人君は7石以上、工○君より多く石を取る必要があります。

・・・という細かい計算を本人に伝えたところでどーしょーもないわけで、「大きく勝てばチャンスあるよ!」と声をかけて送り出します。

ご両親には、結構細かく伝えます。特に真緒ちゃんについては、44石以上取ればまず間違いなく通過だろう、と。

そして最終戦が終わり・・・

本人が変に気にしちゃったら嫌なので、敢えて私は近くで見たりはしませんでした。

試合の終わるころ会場に戻ると、真緒ちゃんとご両親がニコニコしてます。

私「何石取ったの?」
真緒ちゃん「51個!」

うおおおおお、他の1敗対決で64-0だらけじゃない限り、絶対通過の石数じゃないっすか!

そして健人君、こちらも46石で勝利と、まずまずの大勝。
真緒ちゃんよりは石数が少ないので、他の結果次第で4位に入れるかどうかギリギリのところ。
で、健人君情報で、1番テーブルでは池谷君が、2番テーブルでは福地君が、実力通り大差で勝っていた、と。となると2位・3位だった子は間違いなくまくっています。
ってことは、3番テーブル(199石の原君)の結果次第で、健人君が4位になるか5位になるか決まってくるようです。

そして結果発表

1位池谷君、2位福地君。
ここまでは全員わかってます。

そして3位・・・

ここで真緒ちゃんの名前が呼ばれれば健人君4位の可能性が高まります。

「第3位、大角真緒ちゃん!」

まず、真緒ちゃんとご両親が大喜び。暗算の結果真緒ちゃんが少なくとも4位に入ることはわかっていたのですが、実際名前を呼ばれるまでは確定じゃないですからね。私も大喜び!
そして、隣にいた健人君ままと「お、ってことは?」という顔で期待が高まる。

そして4位・・・

「第4位、4勝1敗206石・・・」

この時点で健人君の顔がほころぶ。自分の石数を把握してたので、「お、自分だ!」とすぐにわかった模様。

「第4位、4勝1敗206石、北村健人君!」

よっしゃきたーーー。

めっちゃ楽しかった

いやぁ〜、ほんと楽しかった〜。

もちろんね、自分でオセロを打つのも楽しいですけど、教えてる子を応援するってのもすごく楽しいですねぇ。
しかも2人とも良い結果を出してくれて。

もちろんね、2人とも決勝に行ける力を持っていますが、最初の方に書いた通り当日の運も絡む大会ですからね。最終戦前に7位・10位だった2人が、ぴっちり3位・4位に入れるなんてね、いやぁ、ほんと気持ち良かったですよ。


■中島八段の小学生オセロ教室
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ついついやってしまうルール違反について。
善かれと思ってやっちゃうそれが、実は良くないことだったりもするので、大会を運営してて気になることを書いてみます。

席を立った相手のために時計を止める


これは完全に「善かれと思って」やっちゃう人がいると思います。

対局中に、対戦相手がどーしてもトイレに行きたくなっちゃうとか、どーしても仕事の電話に出なきゃいけないとか、対戦相手が席を立つ場合がたまぁにあると思います。
するとたぶん、「フェアに」やるつもりで、時計を止めてあげちゃう人がいると思います。

これね、確かにその席を立った人に対しては「優しい」行為かもしれないのですが・・・

別の目線で見ると、大会の進行を遅らせる行為になり得ます。
そのゲームが両者ギリギリまで時間を使ったとすると、そのゲームの本来の終了時刻より、時計を止めていた時間だけ長くかかることになります。
全員に迷惑をかける行為になりますからね、もちろんそんなことをしていい権利はありません。

とゆーことで、対局時計はむやみに止めないようにしましょう。
対局中に時計を一時中断して良いのは、何かトラブルが起こって審判(的な人)を呼んで判断を仰ぐ必要がある場合だけです。

時計を押した後、盤上の乱れた石を整頓する


石を裏返すと、マスの中心から結構ずれちゃって、わりとぐちゃぐちゃになっちゃう場合がありますよね。
それを真ん中に近い位置に直す行為、やって良いのは自分の時間内だけです。

着手を終えて時計を押した後、すなわち相手の時間にしてから、乱れた石をとんとんっと触って直す人がいますが、これは絶対にやっちゃダメですよ。

冷静に考えたら誰でもわかると思いますが、自分が見て考えているのに、盤上に相手の手が被さってきたら嫌ですよね。この行為は明らかに相手を妨害していることになります。

でもこれってルールで明確に決められているわけではないので、これ系でトラブった場合、その大会の主催者がどう考えるかに大きく影響を受けそうです。

こっちの時間なのに相手がやたら石を直そうとする、何度言ってもやめてくれない、とかね。
あとあれですよ、相手が打つたびにぐちゃぐちゃにされるので、見やすくするためにわざわざこっちが直さなきゃいけない、時間も神経も無駄に使わされる、とか。

たぶん、あまりにもぐちゃぐちゃにされたら時計を押して相手に直させてよさそうですが、それもはっきりとルールでは定められていません。そもそも、どれだけ乱れていたら整頓しろと要求できるのかの決めも難しそう。

私もこれに関してはっきりとした答えは持っていません。参加者の良識に委ねると言うか。。。でもそんなんだと、いざトラブった時に困るんですよね。本当は何かはっきりとしたルールを決めておくべきところです。

今日は日本オセロ連盟競技ルールに書いてあるルールから、最終手を打った後の動作について。

日本オセロ連盟競技ルールには以下のように書かれています。
最終手を打ち終わった対局者は、時計を停止し(デジタル時計の場合は中断ボタンを押す)、最終手に不正がないかどうか、また、自分の持ち時間が残っているかどうかを相手に確認させなければならない。このときも、不正着手の指摘は第5項@と同様の方式による。なお、仮にこのとき相手(最終手を打った側でない方の対局者)の時計に時間切れが認められても、その指摘はもはや無効である。
これって、、、
中断ボタンを押すのはちょっと変じゃないかと思っています。

ルールにも書いてある通り、最終手を打った後も「不正着手の指摘」の可能性が残っているわけで、それが完了して初めて時計を止める、ってのが自然に感じます。

私が「こうあるべき」と思っている流れは以下の通り:
AとBの対戦で、Bが最終手を打つ側とします。
Bが最終手を打ったら、普通に時計のボタンを押す。(普段の着手と同様)
不正着手があれば、Aは時計を押し返してBの時間で訂正させる。
不正着手がなければ、Aは中断ボタンで時計を止める。
最後に中断ボタンを押して時計を止める行為は、試合が終わったと認めることになります。
Bが最終手を打った段階でBが「終局」とする権利はなく、Aが「不正着手はない」と認めた時点で終局となります。なので時計を止める行為はAが行うべきです。

まぁ、細かいことなんでどうでもいいと言えばどうでもいいんですが、安全のためにも、時計の上に着いてるボタン(普段着手後に押すボタン)以外は触らないようなルールにした方が良いと思ってます。ザ・名人戦の仕様はそうではないのでいいんですが、時計が動いている状態であるボタンを押すと初期状態にリセットされてしまう対局時計があります。中断ボタンを押すつもりがそのボタンを押してしまったりしたら、時間がリセットされてしまったりしてまた揉める原因にもなりかねません。

例えばね、Bが最終手を打って残り2秒、中断ボタンを押そうと思ったらそのリセットボタンに指が触れてしまい、時間がリセットされちゃった。で、Bは最終手で返し忘れをしている。となるともはや、何秒残ってたかでも揉めそうでしょ。

上のルールにもある通り、Bが最終手を打った後でAが時間切れになることはないわけですから、私の推奨する方法で問題が起こる可能性はありません。
なのでみなさんもぜひ、最終手を打つときには普通に時計のボタンを押しましょう。
中断ボタンやリセットボタンで時計を止めるのは、相手が終局を認めてからにしましょう。

連盟ホームページの「日本オセロ連盟競技ルール」に、「両者針落ち」なんて不思議なケースについて書いてあります。
対局者双方が気付かぬうちに双方が時間切れしていた場合は、対局者または審判の指摘により試合は終了し、結果は、双方2石負けとする。なお、トーナメントの場合は、引き分け勝ちの権利者が次の試合に進むものとする。
この競技ルールのページには、以下のような但し書きがあります:
当競技ルールにおいて、あらかじめ将来起きる全ての問題について、個々の解決法を具体的に示すことはできません。この競技ルールの条項に規則だてられない事は、類似した状況から無理の無い類推、もしくは慣習によって妥当な解決に到達するように、選手・審判が協力し合いながらの運用をお願いいたします。
こんな但し書きがあるのに「両者針落ち」なんて変なケースについては決めてある!

これはね、過去に実際起こったことがあるから決められてるんですよ。

両者針落ちって何?


これ、デジタルの対局時計だったら起こらないですよね。
あ、ものによるかもしれませんが、メジャー大会で使用しているザ・名人戦だったら、一方が時間切れになれば時計が止まるので、気が付いたら両方とも0になってた、ということはないと思います。

なので私も、このルールに違和感を覚えつつも、まぁ別にいいか、と流してるところです。

アナログ時計だと有りえます。
1. 相手の針落ちに気づかず、自分も針落ちしちゃう
2. 互いに針落ちすれすれで、一方が時計を強めに叩いた結果両方が同時に針落ち
という2つのケースが考えられるのかな。

気が付いたら両者時間切れになってた


上に書いた 1 のケースでは、まぁ、確かにどっちが先に時間切れしたのかわかりませんね。

それでも私はどちらかの勝ちにすべきと思いますが、まぁ、勝者を決められないという考え方もわからなくもないこともないこともないです。

時計を押したら両方針落ちになった


このケースは、さすがに「時計を押した人の針落ち」でしょう。
理論上「同時に時間切れになる」ことは有りえないわけで、言ってみれば時計の欠陥によりそういう事態が起こり得るわけですからね。
Aさんが時計を押して同時に針落ちになったのなら、
1. Aさんの時間が切れる
2. Aさんが時計を押す
3. Bさんの時間が切れる
とみなすのが妥当でしょう。
この、1⇒2 及び 2⇒3 にかかった時間が限りなく0に近かったために、「同時に時間切れになったように見えた」と考えましょう。

気が付いたら両者時間切れになってたケースを再考


1のケースをもうちょっと掘り下げて考えてみます。
現在Aさんの手番。
時計を見ると、両者針落ちになっている
これさ、Bさんの針落ちに気づかずAさんが次の手を考えていて、そしてAさんも時間切れになっちゃった、とみなすのが自然じゃありませんか?
それならBさんが先に時間切れになってるわけで、Aさんの勝ちとして良いでしょう。

ただもちろんその前に、Bさんも同じ状況だったけど、気づかず打っちゃった、という可能性もあります。
ただこの場合ね、これは不正着手に対する対応と同じで、「その状況を受け入れて試合続行」を選択したと言えます。相手は時間切れしてるけど、試合続行を受け入れた、ってことね。

ということでどちらにしても、このケースはAさんの針落ち勝ちにして良いと思うんですね。

両者針落ちの扱いに対する提案


ここまでの話をまとめると、お互い気づかぬうちに両者時間切れ、一方が時計を押した瞬間両方が時間切れ、このどちらについても、
両者針落ちの場合はその時点で手番側の選手の勝ち
という言い方ですっきり決めて良い気がします。

大昔に決められたルール


まぁ何にしてもね、両者2石負けって変なんで、なんとかして欲しいな。

これって大昔に作られたルールのはずでして、たぶん、現在理事をやってる人はこのルールの制定には関わってないと思うんですね。
このルールが適用される状況はおそらく発生しないからまぁいいんですが、こういう変な決めが「日本オセロ連盟競技ルール」に載っているのが嫌なんで、見直すか、削除しちゃうかしてくれないかな。

返し忘れ等の不正着手があった場合どうするか、連盟ホームページの「日本オセロ連盟競技ルール」に書かれています。
直前の相手番に不正着手があった場合の指摘
直前の相手番に不正着手があった場合は、自分の時計のボタンを押し、相手の手番に戻した上でその不正の内容を指摘し、相手に訂正させることができる。なお、不正着手とは、自分の打つ石色の間違い、手番の間違い、打てない箇所への着手、返し忘れ、返しすぎ、打てる箇所がある局面でのパスを指す。
まぁ、通常はこれで十分なんですが、細かいことを考え始めるといろいろと疑問が出てくると思います。

競技ルールとして、もうちょっと細かく決めておいた方が良いんじゃないかなぁと思うことについていくつか書いてみます。

ゆっくりと指摘してみる

AさんとBさんの試合にて。
Aさんが最後の手を打って、残り時間5秒。
その最後の手で1個返し忘れをした。
Bさんが時計を押してAさんの手番に戻し・・・
Bさんが「これ返し忘れです!」と速やかに不正の内容を指摘すれば、Aさんは時間内に訂正できるでしょう。

しかしBさんが「えっと、、、たぶんですねぇ、、、返し忘れだと思うんですよ、この石が」と、5秒以上かけて伝えれば時間切れになるでしょう。

これ、どう思います?
道義的には「ちょっとBさんずるくない?」って感じがするかとは思いますが、ルール通りのことをちゃんとしています。

で、これが残り時間3秒だったら? 1秒だったら? と考えるとどうでしょう。
ルールではっきり決めておかないと、その時の責任者によって結果が変わってきちゃうと思うんですね。

そうそう起こることではないんですが、これがメジャー大会の決勝で起こったりしたら、どんな決定をしたとしても当事者も審判も後味がよろしくないと思うんですね。

私は不正着手にはなんらかのペナルティを与えるべきだと思ってまして、それで品川スーパーリーグでは「不正着手を指摘されたら残り時間を2分減らすペナルティ」としています。これならば、上記のようなケースで、指摘された時点で時間切れになるので、問題になりえません。

返し忘れかと思ったら返し忘れじゃなかった

AさんとBさんの試合にて。
Aさんの着手後、Bさんが返し忘れを指摘。
Bさんはルールに従って時計を押してAさんの手番にしています。
しかし実際には返し忘れはしていない。
細かいことを気にしなければ、Aさんが時計を押し返してまたBさんの手番にすれば良いだけなんですが。

このBさんの勘違い指摘によるやり取りの中で、数秒とは言え、Aさんの残り時間が確実に減ってしまってますよね。
この時間、どーしてくれんの! って話です。

こんなことをする人はいないと思いますが、悪意を持ってですよ、この間違い指摘を延々とやったらどうなります? Aさんの残り時間が数秒しかなかったとしたら、「これ返し忘れです」「いえ、返し忘れではありません」と、互いに時計をぽんぽんやり続けたら、最終的にはAさんの時間が0になってしまいますよね。

こういうのもね、何らかのペナルティを与えれば解決できると思うんです。
品川スーパーリーグでは、指摘ミス(不正着手を指摘したが不正着手ではなかった場合)についても、残り時間を2分減らすペナルティとしています。

試しに全部返してみる


これは完全に頭の中で考えた話で、そんなことをするやつはさすがにいないと思いますが。
AさんとBさんの対局にて。
Aさんが60手目を打つと、返らない石を含め、全てのBさんの石を裏返した。
これ、もちろん「返し過ぎ」になるわけですが・・・

まさか、「これとこれとこれとこれとこれとこれとこれとこれと・・・ これを返し過ぎています!」と、全ての間違いを指摘する義務がBさんにあるわけないですよね。
そもそもこんなことされちゃったら、正しい状態はもうわからなくなっちゃってますよね。

こういうしょーもないことをしたら反則負けにできるような、そんなルールを設定しておく必要があると思います。とは言え、素で返し過ぎしてしまった場合に反則負けになってしまうようなルールではやり過ぎでしょうから、なんかその辺をうまくわけられるルールが欲しいですね。

そもそもやり得なルールは良くない


すでにちょっと書きましたけど、不正なことをしてもなんのお咎めもないってのが細かい問題を生む原因になっている気がします。
故意ではないとは言え、ルールに反する不正なことをしているわけですからね、なんらかのペナルティを設定すべきだと思うんですよね。

現在のルールでは返し忘れ等の不正着手にペナルティがないから、ある意味「やってみる価値」があるわけです。
昔イタリアにそういうプレイヤーがいたんですが、わざと返し忘れをしたり、わざとパスをしたり、うまく行ったら(相手が指摘しなければ)勝ちが転がりこんでくる、という狙いね。指摘されても訂正すれば良いだけなんで、やってみて「損」はないわけです。

「そういう悪事を行う人は後々悪いことがある」みたいなお花畑な意見の人もいるかもしれませんが、やられる側にしてみたら、「不正着手を指摘する」という余計な手間を強いられるわけですよ。指摘できないとある意味「損」をするわけですから、指摘した場合には「得」(=相手の損)がないのはバランス悪くないですかね。

ちょいちょいこのブログにも書いてるオンラインオセロ教室ですが、サービス開始したのは2010年の3月。もう8年以上も前になります。

「中島八段のオンラインオセロ教室」と言っている通り、最初は先生役は私一人でやっていました。
どういう流れでそうなったかいまいち記憶にありませんが、2012年12月、清信六段(当時四段かな?)に先生として手伝ってもらうことになりました。
それ以降、三屋七段、上倉六段、長野七段にも先生をやってもらってて、私を含め、オンラインオセロ教室の先生をしたことのある人は全部で5名になります。

開始終了
中島八段2010年3月継続中
清信六段2012年12月2015年3月
三屋七段2014年12月2017年3月
上倉六段2015年8月2018年3月
長野七段2017年6月継続中

いま、7月の全日本選手権の予選大会が各地で行われていますが、この5名、めでたく全日本選手権の参加資格を手にすることができました!

中島八段、清信六段、上倉六段は東京代表、三屋七段は神奈川代表、長野七段は東関東代表となります。

オンラインオセロ教室の先生したことある人のメジャー優勝


これね、オンラインオセロ教室の先生をしたことがある人のメジャー大会優勝、まだないんですよ。
ちなみに長野七段の優勝は、オンラインオセロ教室で先生をやってもらうより前の話ね。

毎年、この中の誰かが決勝までは行ってるんですが、優勝はないんです。
頑張りまっす。

■中島八段のオンラインオセロ教室
http://school.othello.org/

引き続き、オセロのルールに関する話。

これ、名人戦が「地区予選+挑戦者決定戦+名人戦四番勝負」というやり方でやられていた頃の話なんで、20年以上前の話になります。

確か挑戦者決定戦だったと思うんですが、こんなことが起こりました。

AさんとBさんの試合で、Aさんの残り時間はもうすぐ切れそう。
最後、Bさんの2連打で終わるところ。
連打ではあるものの、そのまま進めばAさんが勝つ局面。
Bさんは59手目を打って、ちょっと強めに対局時計のボタンを叩く。
その衝撃のせいかどうかは別として、そこでAさんの針が落ちる。(時間切れになる、という意味)
Bさんはもちろん、自分の針落ち勝ちを主張。
Aさんは、「すでに自分の着手は完了している(60手目はパスで相手の手番)のだから針落ちにはならない」と主張。

この大会の責任者は井上理事(当時)でしたが、井上理事(当時)の判断はどうだったでしょうか。

1. Aさんの時間切れでBさんの勝ち
2. パスのタイミングで時間切れは無いので時間切れにならない
3. 再試合
4. その他

折角なのでちょっと考えてみてから、下に書いた井上理事(当時)の判断と、品川支部のルールとして私がどうしているかをご覧ください。

















井上理事(当時)の判断


井上理事(当時)の判断は、「Aさんの時間切れでBさんの勝ち」でした。

パスも着手のうち、という考え方ですね。
自分の手番になって、パスであることを確認して相手の手番にする、という行為も時間のうち、と。

品川支部で採用しているルール


上に書いた井上理事(当時)のような考え方もあるとは思いますが、私はこの考え方は好きではありません。
これについては、はっきりとどうするのが正しいという理屈は私にはないので、決めの問題だと思ってます。なので私にとって一番違和感のないやり方にしています。

パスの際には残り時間が0になっても時間切れとして扱わない。
その次に打てる場所がある状態で自分の番になった時点で時間切れとなる。

ちょっと回りくどい書き方をしていますが、つまり上に書いたAさんのケースでは時間切れとはせず、Bさんが60手目を打って終局となります。

相手がパスの時には「確認のために」時計を押す、という考え方です。
なので実際はそうではないけど、パスの人が時計を押す行為は「0秒で行われること」とみなすわけですね。

実はデジタル時計ならあまり問題にならない


当時はアナログ時計だったんでね、時計を強く叩くと針落ちしたりしたわけですが、デジタルの対局時計なら、相手がボタンを押すとほぼ同時にボタンを押せば時間は減らないと思います。
まぁでもね、ボタンを押したはずなのに空振りするとかありますし、そんなわけで一応品川支部ではルールとしてそう定めています。(どっかに書いたりはしてないかもしれないけど)

昨日そんな感じの話をしたので、しばらくその流れで。

針落ち(時間切れ)した場合の結果の扱いって、実はよくわかってないという人も多いんじゃないかと思います。
オセロ連盟のホームページに書いてあるものを確認してみたら、実は私も昔のルールと混同しているところがありましたのでシェア。

日本オセロ連盟競技ルール

相手の時間が切れた瞬間、2石勝ち以上が確定


相手の残り時間がゼロになり、それを指摘した瞬間、自分の勝ちが確定します。結果は、最低でも2石勝ち (33-31)になります。

相手が時間切れになったら、自分の残り時間を使って、両方の手(自分の手だけでなく相手の手も)を一人で打つことができます。これを勝手打ちと呼びます。
つまり自分の手については普通に良い手を打って、相手の手については一番悪い手を打って良いわけですね。
そうすれば通常、大勝ちになるのでそれが結果になります。

ただ、残り数手しか残ってない場合など、どう打っても自分の石が32石以上にならない場合もあります。
だからと言って負けにはなりません。相手が時間切れになった時点で2石勝ち以上は保証されています。

相手の時間切れで勝った側の選手は、勝手打ちの結果残った自分の石数か、または33石(2石勝ち)を選択することができます。

途中で打つのをやめても良い


勝手打ちでは、60手目まで全て打つ必要はありません。
ここでやめると宣言して時計を止めることで、その時点で盤上に残っている石数を自分の結果とすることができます。

「盤上に残っている石数が自分の結果」と書いた通り、その場合空きマスは相手(時間切れした人)のものになります。

つまり勝手打ちしなくても良い


上に書いた通り、勝手打ちはいつでもやめることができるので、勝手打ちそのものをしなくても構いません。
その場合、相手が時間切れになった時に盤上に残っている自分の石数か、または33石のどちらかを選択します。

勝手打ち中に自分も時間切れになったら


ここが私が思っていたルールと変わっていたところになります。
昔のルールだと、勝手打ち中に自分も時間切れになった場合は1石勝ち(以前のルールでは奇数石差もあった)となりました。だから現在のルールでは「2石勝ち」になるものだと思い込んでいたのですが・・・

現在のルールでは、自分も時間切れになった場合にはその時点で勝手打ち終了、そこで自ら勝手打ちをやめるのと全く同じ扱いになります。
つまりその時点で盤上に残っている自分の石数か、または33石のどちらかを選択する、ということになります。
なお、石が返し終わっていない場合でもその手は有効で、時間切れになってもその手については全ての石を返すことができます。

もう一つ勘違いしてたところ


昔のルールでは「引分勝ち」という概念はありませんでした。
また、空いたマスは折半なので、1石差とか3石差とか、奇数石差が存在していました。
32対31で1マス空いて終わった場合などが「1石差勝ち」です。

で、勝手打ちをしても「自分の勝ち」にならない場合には「1石差勝ち」とするのがルールだったんですね。

これらの決めをそのまま現在のルールに変えてはめこむと、

「勝手打ちをして引分勝ちになった場合」

については、ちゃんと自分の勝ちになっているので、結果は32-32とするものだとずーっと思い込んでいました。

これ、上に書いた通り、2石勝ち以上にならなかった場合には2石差にする、というのが現在のルールです。