半月ほど前に、「数字で見る世界戦。」としてこんな表を掲載しました。

こういうマニアックなことを普段から気にしている人ならスッと入ってくる表かもしれませんが、そうではない人のために、それぞれの数字が何なのかを細かく書いてみようかと思います。
■ 総合力(1-60)
この「勝数」と「勝率」は説明不要かもしれませんが・・・
この表は世界戦の予選13試合を対象にしたものなわけですが、その13試合で何勝したかが「勝数」になります。勝ちは1勝、引分は0.5勝、負けは0勝となり、それを合計したものです。
「勝率」は「勝数」を「試合数」で割ったもの。この表の場合には勝数を13で割ったものになります。
「勝敗gain」は次の「序中盤力」の指標と関係してくる数字なんですが、40手目の時点で負けていた(評価値がマイナスだった)ゲームを、何ゲームひっくり返したか、という数です。
岡本さんの数字を例に取ると、勝敗gainが1.0となっているので、40手目以降で逆転勝ちしたゲームが1試合ある、ということになります。
もっと正確に言うと、40手目以降で逆転されたゲームがあればそれはマイナスとして扱われます。
従って、「勝敗gainが1.0」であることから読み取れることは、40手目以降で逆転勝ちしたゲームが、40手目以降で逆転負けしたゲームより1つ多かった、ということになります。
続きはまた次回。