今日から何回かにわけて、9月15日にグランシップ静岡で開催されたスカイゲスト(ミラクルファイブの1種目)日本大会の決勝の棋譜を紹介します。
以前、ざっくりとルールについて書いたことがありますが、実戦譜を見ることで、どんなゲームなのか理解が深まるのではないかと思います。
![](http://www.bdga.jp/m5/bd/?bd=000000000003030303000040404040030303030000000000000101010100002020202001010101000000000000)
伏石により、黒が佐野宏隆さん、白が私になりました。
佐野さんとは予選でも対戦していますが、その時と同じ手番です。
予選では序盤からチェックの嵐で猛攻を食らっていたので、この決勝もそうなることが予想されます。。
![](http://www.bdga.jp/m5/bd/?bd=000000000003030303000040404040030303030000000000200101010100002020200001010101000000000000&from=86&to=84&line=8621095111&check=73)
いきなりチェック! (図で水色のチェックマークが付いている駒がチェックされています。次の手で必ずこれを動かす必要があります)
![](http://www.bdga.jp/m5/bd/?bd=000000000003030303000040404040030303000000300000200101010100002020200001010101000000000000&from=73&to=24&line=731304044004340482509313060441)
予選の時と同じ受け。
![](http://www.bdga.jp/m5/bd/?bd=000000000003030303000040404040030303000000302000200101010100002020000001010101000000000000&from=66&to=44&line=66121&check=3353)
再びチェック!
同時に2つの駒がチェックされています。このような時は、チェックされたどちらかの駒を動かします。
![](http://www.bdga.jp/m5/bd/?bd=000000000003030303000040404040030300000000302030200101010100002020000001010101000000000000&from=53&to=64&line=53311)
これも予選の時と同じ受け。
ここまで、黒が2つ進んで白が1つ進む、ということを2回やっているので、黒はチェックで相手の手を半ば強制しているとは言っても、進んだマスではむしろロスしています。
しかしそんなことは黒の佐野さんは研究済。このロスはすぐに取り返せることは承知の上です。
![](http://www.bdga.jp/m5/bd/?bd=000000000003030303000040404040030302000000300030200101010100002020000001010101000000000000&from=44&to=53&line=44211&check=64)
またまたチェック!
今度は黒は1つしか進んでいませんが、
![](http://www.bdga.jp/m5/bd/?bd=000000000003030303000040404040030302000000300000200101010100002020300001010101000000000000&from=64&to=66&line=6444028120062606033093431)
白は2つ進めさせられます。
![](http://www.bdga.jp/m5/bd/?bd=000000000003030303000040404040030302000000302000200101010100000020300001010101000000000000&from=26&to=44&line=26221&check=33)
更にチェック!
![](http://www.bdga.jp/m5/bd/?bd=000000000003030303000040404040030002000000302030200101010100000020300001010101000000000000&from=33&to=64&line=334300632028241)
白は毎回チェックをされているので、選択肢が多くありません。
白が動かした駒、左上に黒の男性駒があるのでチェックになっているようですが、この駒は動くことができない(自分より前に空きマスがない)ので、ノーチェック(チェックにならない)になります。
・・・と、こんな立ち上がりです。
白としてもなんとか攻めたいところですが、連続チェックを食らっているため、今はまだ堪えるしかありません。
その2 へ続く