Othello! JAPAN Blog
スカイゲスト日本大会決勝鑑賞 その1
今日から何回かにわけて、9月15日にグランシップ静岡で開催されたスカイゲスト(ミラクルファイブの1種目)日本大会の決勝の棋譜を紹介します。

以前、ざっくりとルールについて書いたことがありますが、実戦譜を見ることで、どんなゲームなのか理解が深まるのではないかと思います。


伏石により、黒が佐野宏隆さん、白が私になりました。
佐野さんとは予選でも対戦していますが、その時と同じ手番です。
予選では序盤からチェックの嵐で猛攻を食らっていたので、この決勝もそうなることが予想されます。。


いきなりチェック! (図で水色のチェックマークが付いている駒がチェックされています。次の手で必ずこれを動かす必要があります)


予選の時と同じ受け。


再びチェック!
同時に2つの駒がチェックされています。このような時は、チェックされたどちらかの駒を動かします。


これも予選の時と同じ受け。

ここまで、黒が2つ進んで白が1つ進む、ということを2回やっているので、黒はチェックで相手の手を半ば強制しているとは言っても、進んだマスではむしろロスしています。
しかしそんなことは黒の佐野さんは研究済。このロスはすぐに取り返せることは承知の上です。


またまたチェック!
今度は黒は1つしか進んでいませんが、


白は2つ進めさせられます。


更にチェック!


白は毎回チェックをされているので、選択肢が多くありません。
白が動かした駒、左上に黒の男性駒があるのでチェックになっているようですが、この駒は動くことができない(自分より前に空きマスがない)ので、ノーチェック(チェックにならない)になります。


・・・と、こんな立ち上がりです。
白としてもなんとか攻めたいところですが、連続チェックを食らっているため、今はまだ堪えるしかありません。

その2 へ続く