3日前に掲載した「数字で見るオセロ。の数字の見方2」の続きです。

この表の数字の見方について説明します。
■ 終盤力(41-60)
「石損回数」の欄には、1試合当たりの石損回数平均が書かれています。
1試合当たりの石損回数とは、1試合の中で、41手目以降に最善ではない手を打った回数です。
「石損平均」の欄には、1試合当たりの石損合計の平均が書かれています。
1試合当たりの石損合計とは、1試合の中で、41手目以降に打たれた最善ではない手が最善の手と比べて何石損をしているかを合計したものです。
ここでは石数ではなく石差を使っていますので、33-31で勝てるゲームを32-32にしてしまうような手は2石損と数えます。
「WLD変動」とは、逆転の悪手を打ってしまった回数の合計を表します。
勝ち局面を負け局面にしてしまった場合は 1、勝ち局面を引分局面にしてしまった場合と引分局面を負け局面にしてしまった場合は 0.5 となります。
この指標は「回数」なので、お互いに逆転の悪手を打ちあったりするゲームでは、1ゲームでWLD変動が3とか、そういう大きい数字になってしまう場合もあります。
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表を見てみると、上位陣の石損平均は9石以下です。
世界選手権で決勝トーナメントに進むには、このくらいの数字が出せないといけなそうですね。
続きはまた次回。