Othello! JAPAN Blog


昨年8月に第1回大会が開催された仁川オープン、今年も開催されることが(ほぼ)決定しました!
詳細はまだ100%確定ではありませんが、現時点で決まっていることをちょっとご紹介します。
大会名第2回仁川オープン
主催者李 春愛(韓国オセロ連盟)
開催日2018年9月1日(土)
会場未定(仁川空港からさほど遠くないどこか)
賞金優勝 100万ウォン
優勝を除く韓国人トップ・外国人トップ: 30万ウォン
優勝を除く韓国人2位・外国人2位: 10万ウォン
賞金の出し方がちょっと変更になりましたが、優勝賞金は昨年同様100万ウォン、賞金総額は昨年よりアップしました!

韓国の基本情報


韓国と日本は時差はありません。

東京からソウルまで、飛行機で2時間ちょっと。
レガシーキャリアでも往復で4万円ちょい、LCCなら2万円くらいで行けちゃう。(もっと安くも可?)

大きなホテルとかだと、わりと日本語が通じちゃう。

そんな感じで、海外初心者にとっても結構気楽に楽しめる国です。

昨年の仁川オープンの様子


ということで、昨年8月に開催された、第1回仁川オープンの様子を軽くお伝えします。

第1回仁川オープンは、2017年8月26日、仁川空港そばの Grand Hyatt Incheon で開催されました。



韓国、日本、中国、タイ、スウェーデンより、38名が参加。
そのうち日本からは15人が参加しました。



大会の様子はこんな感じです。
テーブルに布が掛けられたりしてて、ちょっと世界戦チックでしょ。

で、参加費はたったの3,000円だったのですが、ランチはこういう、



ちゃんとしたレストランで、ちゃんとした食事を用意して頂きました。



韓国だから激辛のものだけ! ということもなく、おいしかったですよ〜。



これは決勝と3位決定戦の様子。
手前が決勝、高梨九段と山本初段。
左側が3位決定戦、私と中森六段。

そして結果は・・・



3位決定戦を制して3位入賞は私です! 賞金20万ウォン!



準優勝は山本初段! 賞金50万ウォン!



優勝は毎度毎度の高梨九段! 賞金100万ウォン!
この後カジノでちょっと負けたはずだから、合計90万ウォンくらい!

ヴィクトリーディナー


もうね、世界戦か、って感じ。
第1回大会ってことで、主催者の李さんが気合い入れ過ぎです。

先にも書いた通り参加費たったの3,000円なのに、、、





大会後のこんなガーデンパーティにも無料で参加できちゃいます。
こんないいところで、貸し切りパーティです。















いやいや、これ、、、やばいっすよ。
安く見積もっても、一人あたり15,000円はかかってるでしょ、これ。

いやぁほんとね、おいしかったし、楽しかったですよ〜。

おまけ




日本オセロ連盟より、前畑理事と工藤理事も来てました。



今日はイタリアのプレイヤ―、Alessandro di Mattei (アレッサンドロ ディ マッテイ) について。

この嬉しそうな顔を見て下さいよ。
彼は高梨君のことが大好きで、今回のローマオープンは、(たぶん)Alessandroが言い出しっぺになって高梨君を招待しよう、ということになったよう。
ホテルも彼らで用意してくれたわけですが、「Yusukeの世話をするのは自分だ!」と言わんばかりに、Alessandroの家の近くのホテルにしています。

で、この写真は、待ち焦がれたYusukeがほんとにローマまで来てくれて、車で空港に迎えにいったところ。

常にオセロをしたがる男


彼はほんとにオセロが大好きで、

常にオセロ盤を出してきます。(笑)

この写真は、私がローマに着いた次の日に食事に誘ってくれて、とあるTrattoriaで食事中の図。
この時は2ゲーム打ったっけかな。

ちなみに、右に写っている女性は Alessandro の奥さん、Sara (サラ) です。

果たして、結構な時間をAlessandroと共にした高梨君は、一体何局くらい打たされたんでしょーかね。

で、これはこの数日後、高梨君も合流してからの食事会。

私が右腕を伸ばしてiPhoneで全体の写真を撮ろうとしていたら、自分も入れろとばかりに入り込んできた図。
で、やはり彼の前にはオセロ盤があるでしょ。(笑)

すごくいい奴っすよ


タイトルに「うざ面白い」とか書いてますが、これ、すごくいい意味で書いてます。

これはたぶんイタリア人全般に言えることなんだと思いますが、日本人と比べて圧倒的に、初対面でも距離感が近いんですね。
人によってはそれが嫌という人もいるかと思いますが、私としてはイタリアのこの感じがたまりません。

Alessandroは特にテンションも高く、一気に距離を詰めてくる、そういう感じの人です。

なので日本的にはちょっと「うざい」人になるかもしれませんが、そこがすごく好き。とっても楽しい人です。

試合前のコメント


彼とは第7試合で対戦してます。
このゲームも、対戦前にコメントをもらってますので、どうぞご覧ください。



こんなね、楽しい友人達と楽しい時間を過ごしたくて、また来年もローマオープンに行きたいと思ってます。



この写真はイタリア人のFrancesco Marconi(フランチェスコ マルコーニ)と。

彼とはもう20年以上の付き合いで、いつも仲良くしてもらってます。

イタリア語も教えてもらってます


facebookのメッセンジャーでやり取りしてるんですが、ちょいちょいイタリア語の先生もしてもらってます。
イタリア語検定を受ける直前は、相当お世話になりました。

普段も、(英語ではなく)イタリア語で話しかけるようにしてて、すると結構本気の(?)イタリア語で返事が返ってくるので、わからない単語を辞書で引きつつ会話をしています。

英語も日本語も同じだと思いますけど、その言語がしゃべれることと、教えられることはまた別ですからね、彼の説明はいつもわかりやすくてすごくためになっています!

Francesco の奥さん




こちらはFrancescoの奥さん、Chiara(キアラ)です。
なぜか高梨君と見つめあってますが気にしない。

彼女はよくしゃべる面白い人で、ただ、イタリア語以外一切しゃべりません。自分の言ってることが伝わってなさげでも英語でしゃべろうとしません。イタリア語で押し通します。

この時もみんなで食事に行ったわけですが、高梨君には一切伝わっていませんが「世界チャンピオンとオセロしてみたい!」とか言いつつオセロ盤を取り出して、高梨君と一戦やろうとしてるところです。

ただこの「イタリア語しかしゃべらない」ってのは私と妻にとってはすごくありがたいことで、イタリア語の良い勉強になります。意味がわからない時に聞き返すと、それを更にイタリア語で説明されるわけですからね。彼女といると完全にイタリア語漬けになります。

ちなみに2016年の水戸の世界選手権にはFrancescoと共にChiaraも来てて、うちの奥さんはChiaraの買い物に1日中付き合ってあげてました。

ローマオープンの開催日


そうそう、ローマオープンって、通常1月に開催される大会なんです。

昨年の今頃、「ローマに行きたいな」「ローマオープンにも出たいな」とふと思いまして。
ただ、せっかくローマに行くなら良い時期の方がいいから、1月じゃなくて5月くらいに行きたいな、と。

そこでFrancescoに相談したわけです。

そしたらイタリアオセロ連盟で話し合ってくれまして。
で、ほんとに5月開催にしてくれたので、さくさくっと飛行機とホテルを取って、参加を決めたんですね。


対戦前の暴言(?)


先にも書きましたが、Francescoとは20年以上の付き合いです。

今回のローマオープン、予選11試合全てについて、対局前に対戦する選手にコメントをもらって、動画で撮っています。
近々対局の様子と共に Othello! JAPAN TV にて公開する予定ですが、Francesco のコメントが面白かったので、先行公開しちゃいます。



どうです、これ?(笑)



イギリスのベテランプレイヤー、Imre Leader。

私がオセロを始めた頃から世界大会で活躍してる選手なので、なんかすっごく年上に感じるんですけどね。実はちょっと年上なだけです。

彼とは2007年世界選手権以来になります。
その大会の後に書いたブログで、彼についてこんなことを書いてました。

■ Imre Leader

すごく感じのいいおっちゃんです。物腰やわらかくて、何より話し方、話すときの表情がいい奴なんだろーなという空気をかもし出しています。
予選最終戦での私も対戦してますが、あれは100%暗記勝ち(35手目まで暗記です)だったのでちょっと実力は測れないのですが、準決勝をかけたプレイオフの粘りもすごかったし、今なお昔の強さを持っているようですね。
 ⇒ https://blog.goo.ne.jp/othellojapan/e/41fea7d816705911ad654aba50f45d1c

でね、やっぱり相変わらず感じのいい人でした。
あと、イギリス人の英語って聞きやすいですね。あときっとやさしい言い回しをしてくれてるんだとは思いますが、私の英語力でも彼とはわりと普通に会話できます。

残念ながら今回は彼との対戦はありませんでした。

彼も村上さんのフランス語について言ってた


そうでしたそうでした、彼も村上さんがあっと言う間にフランス語を習得した件について話してました。

ただおもわずウケてしまったのが、

Takeshi のフランス語と、Tetsuya のイタリア語は、どっちの方が Better なんだ?

という質問。
だんっぜん村上さんのフランス語の方が上! と即答しましたが、どうやら Imre、私がイタリアの友人たちとイタリア語ではしゃいでいるのを見て、私が普通にイタリア語を使えているように見えたようで。「彼らがゆっくり簡単な表現でしゃべってくれればだいたいわかるけど、本気でしゃべられたら30%も理解できないよ」と伝えると、「そうかぁ、いやぁ、Tetsuya がイタリア語をしゃべってるのを聞くと、そのリズムがすごくいいから!」と、相変わらず感じのいいことを言ってくれるおっちゃんでした。



昨日ローマオープンについてさらさらっと書きましたが、折角なのでいろいろと振り返りつつ書いて行こうかと思っています。

楽しみにしてたArthur Juigner君との対戦


第4試合でフランスの天才少年、Arthur Juigner 君と当たりました。

知ってる人は知ってると思いますが、すごい少年なんですよ。
2014年フランス選手権では12歳ながら優勝してフランスNo.1になったりしてて。
世界選手権では、日本代表の和田君やあっくんの前にジュニア世界一は取れませんでしたが、子供だけど子供じゃない(?)、ヨーロッパの立派な強豪の一人です。

私個人の話になりますが・・・
天才系ジュニアプレイヤーとの初対戦、私あまり勝てないんですよ。。
福地君との初対戦は負けてますし、あっくんとの初対戦も負けてます。先日の地区大会対抗戦では和田君との初対戦で負けてるんですね。。

ってことで、Arthur君との初対戦は勝ちたい!

スイスから駆け付けたようで


お母さんに話を聞いたところ、今は一家でスイスに住んでいるそうで、となるとなかなかオセロ大会に参加できる機会がなく、お母さんとしては可能な限り可愛い息子に強い人と打つ機会を与えてあげたいんですね。今回も金曜日に学校が終わってから、駆け足で空港に向かい、ローマまで来たそうです。

こういう風に、子供に可能な限り機会を与えたいって親が頑張るのは、やっぱり万国共通なんですね。
もちろん本人の努力によるところが大きいのは当然ですが、こういう親のサポートがあるとないでは全然違いますもんね。

村上さんが瞬く間にフランス語をしゃべれるようになった件


Arthur君ママが、すごい興奮して話してました。
村上さんが「フランス語の勉強を始める!」と宣言して1年後に会ったら、もうしゃべれるようになっていた! と。
今では学校でフランス語の先生までしてるのよね! と。

具体的に誰に言われたかは忘れてしまいましたが、同じようなことを他にも2〜3人から言われました。

オセロに限らず、村上さんのこういうところってほんとすごいですよね。
すごく尊敬するところですが、自分には村上さん的なやり方は真似できないので参考にはできない(笑)。

そして Arthur 君と初対戦


話はそれましたが、そんなこんなで Arthur 君との初対戦。
上の写真は序盤〜中盤くらいのところかな。

妻さんには「早くも頭を抱えてる」と映ったようですが、決して苦しくて頭を抱えてるのではありません。
集中するためのポーズです。
序盤でやや有利になれたゲームでしたが、その後も一切緩むことなく、中盤で勝ちを決めることができました。

一緒に記念撮影


Arthur君、大きくなったよね。(当たり前か)



背も抜かれてくやしい(?)ので、背伸びして撮ってみた。



背伸びをやめると Arthur 君のが高いっす。



5月12日(土)〜13日(日)の2日間、イタリアのローマでローマオープンが開催されました。
パリオープンとかと同様で、このローマオープンも2年に1回EGP(ヨーロッパグランプリ)の対象大会となります。で、今年はEGP対象大会です。なので普段よりイタリア国外からの参加者が増えます。

ちょうど今年、イタリア旅行に行きたいなぁと思ってて、古くからの友人 Francesco Marconi に、「5月くらいにローマに遊びに行くから、ローマオープン5月にしてよ」とお願いしてみると、案外あっさり受け入れてくれまして。
そんなわけで、ローマオープンに参加してきました!

世界チャンピオンの高梨九段が招待された


イタリアの彼らも、ローマオープンを盛り上げたいという思いで、Michele Borassi(イタリア人ですが今はイタリアに住んでない)とか、Ben Seeley とか、Piyanatとか、その辺にも声かけをしていました。日本からも他に誰か来られないかと問われたのですが、まぁね、夏休みとかそういう時期じゃないですからね、なかなか簡単に行ける人っていませんよね。

で、しばらくすると、この Alessandro di Mattei、



Yusukeを愛して止まないAlessandroが、高梨九段を招待しちゃおう、と考えたようで。
イタリアのプレイヤ数人でお金を出し合って、飛行機とホテル用意するから来てくれと、高梨九段にラブコールです。

そこまでされたら高梨九段もちょっと無理してでも行かなきゃって気になります。そんなわけで、日本からは私と高梨九段が参加することになりました。

大会会場




大会会場はこんな感じのところです。
Re di Roma というメトロの駅から歩いて7分くらいのところ。



ちょっとオタクっぽい店ね。
なんかいろーーーんなゲームが山積みになってます。

トロフィー




トロフィー達。なんかいっぱいあるっしょ。
メダルもたくさんあるしね。

実はこのローマオープン、今年はヨーロッパグランプリ対象大会なわけですが、それと同時にイタリアングランプリの対象大会でもあります。
なのでこの大会の結果によって、年間イタリアチャンピオンも決まるのね。そのためのトロフィーもあります。
また、イギリストップとかフランストップとか、そういうちょろちょろっとしたトップ賞も用意してるみたいで。
それでトロフィーとかメダルがたくさん。

そして試合の方は・・・


試合は1日目が7試合、2日目の午前(ランチ前)が4試合、計11試合の予選になります。
11試合の上位2名が3盤勝負により決勝、3位と4位が一発勝負の三位決定戦となります。

11ラウンド終了時点の成績は・・・



高梨九段11勝、中島八段10勝1敗と、日本人同士の決勝となります。

3位に勝ち星2つ離してますし、結果だけを見ると我々日本人2人がダントツって感じですが、内容はそこまでダントツではありません。
自己申告によれば高梨九段も何局かあやしいゲームがあったとのことですし、私も数局あやしいゲームがありました。でも終盤の入口から終盤にかけてちょっとクエスチョンな手を打ってもらえて、ひっくり返せるんですね。

あ、あとね、誤解しないで欲しいのは、イタリアの選手のレベルは決して低いわけではないですよ。
どれくらいだろう、日本の段位で言うと、今回参加していたイタリアのトップ選手は四段〜五段くらいなのかな。

そして決勝は・・・


もうどこかで見た人も多いと思いますが、一試合目を高梨九段、二試合目を私が勝って迎えた3局目、実力差に体力差も加わって、終盤で有りえないド敗着を打って負けてしまいました〜。

ということで、今年のローマオープン、優勝高梨九段、準優勝私、ということになりました。



写真は小学校に入ったばかりの武虎(たけとら)君。

2週間ほど前の話になりますが、小田子ども文化センターで三屋七段がやってる子供の大会で、なんと全勝優勝!

虎ちゃんは4ヶ月前に私の小学生オセロ教室に入会してきたばかりの子なのですが、メキメキと力を付けてます。
まだ小さいのにほんとしっかりした子で、教室の時も私の話を真剣なまなざしてしっかりと聞いています。たまに教えてないことを口走ることもあり、家でもいろいろな方法で相当練習しているようです。

これは私の推測ですが、お家ではたぶん、お母さんがちゃんと見てあげてるようです。
本人に聞いても否定していますが、きっとお母さんもそれなりに強い(強くなった)はず。

虎ちゃんはオンラインオセロ教室にも入っていて、終盤こんぴと仲良く(?)しています。
終盤こんぴってのは次々に詰めオセロを出してくれるコンピュータ。終盤こんぴの部屋に入って行くと、詰めオセロの問題がたくさん待ち受けています。
この終盤こんぴのおかげか、虎ちゃんは特に終盤がしっかりしています。良く考えて、しっかりとした手を打ちます。

そんな虎ちゃん、まだ1年生になったばっかりなんですよね〜。
小学生グランプリも小学生名人戦も、まだそれぞれ6回もチャンスがあります。
虎ちゃんが小学生チャンピオンになる日が楽しみ!

■中島八段の小学生オセロ教室
http://seaside.othello.org/renshukai/

■オンラインオセロ教室
http://school.othello.org/