Othello! JAPAN Blog
9月15日にグランシップ静岡で開催されたスカイゲスト(ミラクルファイブの1種目)日本大会の決勝の棋譜紹介を続けます。

1〜23手目までは、以下のリンクから過去記事をどうぞ。
1〜8手目9〜14手目15〜23手目この黒の手は疑問。
白駒をチェックして、このチェックされた駒が3-7にしか進めないのなら良い手なのですが、ここでは、

白には1-5に進む手があります。
黒が3マス進んで白に1マスしか進めさせることができてないので、2手分損しています。

ただ、黒はこの手によって1マス進んで、
白を2マス進めさせているので1手は取り返せますが、やはりトータルで損していますね。
しかし黒はさらにチェックして、
白の2マス進めさせたのでトータルチャラにも見えますが、、、
ここでチェックされた7-5の駒が、
2-4に進めないのが痛い。
4-2のマスへと、3マス進みを強いられています。

ここまで、白が2手程度リードしています。
また、黒は男性駒(月のマークのある駒)全てを前に進めてしまっており、白の女性駒をチェックすることができません。
そのため白としては、男性駒を変にチェックされて飛ばされてしまうことだけを警戒すれば良く、だいぶ楽になってきています。

基本、後ろからチェックをされる分には大きな痛手はないので、8-4の男性駒を前からチェックされないよう、3-5に移動。
ここで黒には、1マスだけ進む手がありません。

続く


今年の3月まで日本オセロ連盟の専務理事だった小出さん。
3月にメガハウスを定年退職されるということで、地元に戻るということに。

私としては公私共に大変お世話になっており、そういう思いを持ってるオセロプレイヤーは他にもたくさんいまして、小出さんの退職前に追い出し会を開催しました。


※ 悪用を恐れてぼかしてみました
そのメンバーの中には小出さんお気に入りの芽衣ちゃんもいまして、もう、小出さんたら終始ご機嫌でしたね。

苗字が同じであるのを良いことに、小出専務理事の息子を騙ってOWCに潜り込んだ小出三段、この場でも息子を騙り続けて親子の絆を深めようとしています。

  * * *

そー言えばこの追い出し会を最後に、小出さんと会ってませんねぇ。

きっとそのうち小出さんが寂しくなって、メジャー大会にひょこっと顔を出してくれるのではないかと思ってます。

しばらくお休み(?)してましたが、9月15日にグランシップ静岡で開催されたスカイゲスト(ミラクルファイブの1種目)日本大会の決勝の棋譜紹介を続けます。

1〜14手目までは、以下のリンクから過去記事をどうぞ。
1〜8手目9〜14手目
予選で当たった時は、黒の佐野さんはここで手を抜いた(チェックにならない手を指した)わけですが、今度はチェック攻撃を続けます。


でもたぶん、この手はちょっと緩かったかもしれません。
確かに白はこれで2マス進まざるを得ないわけですが、


ここでチェック返しになります。
チェックされた黒、ここでは左前(6-4)に進むか、右手前方向からぐるっと回ってその左にマス(4-4)に進むかの2択ですが、どちらもチェックになりません。


ここから白の攻めが始まります。


1マスだけ進んでチェックして、


黒は2マス進むことを強制されます。そして、チェックにもなりません。


白は再度1マスだけ進んでのチェックで、


黒はまた2マス進むことを強制されます。


ここで白はチェックはやめて、おとなしく1マス進みを選択。
チェックをしない時は、次の相手の手で激しく飛ばされてしまう手がないことをしっかり確認しないと大変なことになります。
なので8-4の位置にある白駒がチェックをされた場合に、1-5のマスに進めることを確認しておかないといけないよってことです。

その4 へ続く

優勝のRedJonny & Crazy チーム
13日(日)は品川トリオオープンでした。

品川でトリオオープンを始めたのは昨年で、今回が2回目。
以前は各地区で持ち回りな感じでやってたのかな、なんですが、昨年は開催しない雰囲気で、かつ、トリオオープンの開催を求めてる空気があったので、思い切ってやってみたのでした。

普通のオセロを6局打つという意味では普段の大会と何も変わらないのですが、3人1組の団体戦ってなっただけでなんか楽しい感じになるんですよね。今年も20チームも集まり、その3倍ですから60人ですよ、にぎやかな楽しい大会になりました。

昨年は蓬莱の肉まんを70個近く持ってきてくれた虹色二段が、今年は大阪のどっかのデパートでしか買えない限定商品のポッキーをまた人数分持ってきて下さり、3回戦と4回戦の間におやつ休憩。昨年も今年もそしておそらく来年以降も、ありがとうございます!

他にも、遠征男あるじょわ四段、オセロ教室の子役アイドルさとんこちゃんがおみやげを持ってきてくれて、それも特別賞として提供させて頂きました。

さてさて大会の方は、中野二段(三段格)、菱山三段、赤木三段の RedJonny&crazy チームが全勝優勝!
2番手・3番手に三段を配置してそれぞれが5勝挙げているのも大きいですが、1番手を任された中野二段が4勝を挙げてるのがおそらくチーム優勝に一番大きく貢献してますよね。

準優勝は4勝トップの進撃のうんきょチーム。

準優勝の進撃のうんきょチーム
3位は同じく4勝のチームの勝利は俺の手柄!!チーム。

3位のチームの勝利は俺の手柄!!チーム

そして個人賞、1番手トップは末国九段、2番手トップは菱山三段、3番手トップは赤木三段。

殊勲賞は末国九段を倒した中野二段。

敢闘賞は「山形から鈍行で7時間かけて来たし。級位者だけど2勝したし。」のアピールにより、「僕、2番手で5勝しました!」アピールの馬渕三段を辞退させることに成功した古田1級。

そして、「あなたの席に他の人がいたとしてもきっとチームは勝ってますよ」という意味合いの「いただけ賞」は、自分が負けながらもチームが勝ったゲームが3試合もあった矢部四段。

・・・と言った感じの大会でした。

昨年も終わった時に反省したことなんですが、この大会、普段使ってる組み合わせソフトで回そうとすると、すんげー大変なんです。チーム戦の成績を入力してからまた個人戦の組み合わせ・結果を入力する必要があって、普段の大会の4倍〜8倍の手間になります。

そんなわけで最終戦が終わってから結果発表まで、結構な時間をお待たせしてしまって、今年も反省です。

この問題点はちゃんと EverNote にメモっておきましたので、来年のトリオではもっと円滑な運営ができるよう、そういう便利なシステムを作っておこうと思います!

10月12日(土)、品川シーサイドオープンを開催しました。
通算の回数は89回となります。
2004年5月に始めた大会なんですが、いつの間にか10年近く経ってるんですねぇ。

さてさて、今年の品川の月例大会では東京グランプリ優勝を狙う末国九段が皆勤で参加してくれてますので、必ず九段と八段がいる大会になってます。
そして更に今月は、11月のOWC予選に向けて本気モードへ移行中の高梨九段が参加したり、「遠征オセロこそわが人生」を座右の銘とする清信四段が北海道から駆けつけてくれたりと、なかなか豪華な楽しい大会になりました。

そして結果は、遠征男清信四段の全勝優勝!
後半の3ゲームでは、高梨九段、末国九段、中島八段を軽く撃破!

ちなみに準優勝は5勝の末国九段、3位は4勝トップの高梨九段でした。

  * * *

大会の後は、8人くらいで肉を食いに。
その時、清信四段と高梨九段でブラインドオセロをやりました。
ブラインドオセロってのは、オセロ盤を使わずに頭の中でやるオセロ。お互いに「f5」「d6」と、打つ座標を言い合います。打てないところに打ったら即負け。
安全のため、彼らから見えないように私がスマホで並べてましたが、対局には参加していない末国九段も頭の中で対局を追っていました。

まずこの局面、

黒の清信四段がちょっと悩み始めます。
あれ、f3打てるかな、f7はどうかな、、、と。
もちろんここで「f7!」とか言ってしまうと即負けなわけですが、清信四段は「a6」と。

その後数手進んで、


清信四段、「あれ、さっきのダブルA打ちで左中辺はピュアになったのかどーなのかわからない!」と。

世界戦3度優勝の高梨九段でも、さすがに完璧に盤面をイメージできるわけでもないらしく

上の局面で、

「○c2と打つ種石があるかどーかわからないから、安全のため○b7!」と。

この手を受けた清信四段、「ってことはやっぱり、左中辺は黒一色だったんだ」と。

しばらく進んで下の局面、黒の清信四段が●c1と打ったところ。


高梨九段、「今ので黒、結構重くなってますよねぇ。」と。
そして「○b8」と着手。

で、この辺りがブラインドオセロっぽく、黒の清信四段は「●a8」と即隅を取ります。
ちゃんと見てれば、●d8打ちますけどもね。

そんなこんなで、この2人、打てないところに打つ、なぁんてことをせずにちゃんと終盤まで来ちゃいました。

○g7としてぐーすーにしたところ

ちゃんと盤面を見ていれば、ここから右上がりの対角線を通す手順で頑張ることも発見できそうですが、さすがに頭の中のオセロ盤ではそうも行かず。

黒が打ったところに白がついていく感じで、白の偶数勝ちで終局しました。


で、ここで、両者に何対何くらいで終局したか聞いてみました。

高梨九段の第一声は「黒28石くらい」
清信四段は「20石くらいは負けてる」
対局には参加してないけど頭の中で観戦(?)してた末国九段は「黒25石くらいでしょ」

正解は黒29対白35。高梨九段たら、オセロ盤がなくてもすごいのね。

とゆーかですね、清信四段、最終手まで打ちきれるなんて、あんた何なんだ!
さすが、品川シーサイドオープンで楽々全勝優勝しちゃうだけありますね、ほんと。

この週末は品川で連戦があります。

 10月12日(土) 品川シーサイドオープン
 10月13日(日) 品川トリオオープン

土曜のシーサイドオープンは、毎月第二土曜日にやってる月例大会。
誰でも参加可能なオープン部門と、段を持ってない人のみ参加可能なビギナー部門の2部門にわけた大会。

Othello World Cup 2014 の最終予選が近づいてきたからでしょーね、あともうちょっとでタイトルがなくなる高梨九段も参加を表明しています。あと、じょわそくで有名(?)な清信四段も、北海道からやってきます。

日曜のトリオオープンは、昨年勢いで始めた大会。
3人1組のチーム戦です。
何組かキャンセルがありましたが、それでも20チーム以上の参加予約を頂いています。

ちなみにこのトリオオープン、オセロ連盟より道具を借りることができたので、あと数チームならまだ入れます。なので「もう定員いっぱいって言ってたしなぁ。。。」と参加を諦めてた方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。まだだいじょーぶです。

とゆーことで、この週末はへとへとになりそうです。
もちろん、楽しい週末です!

10月より、品川区主催のオセロ教室が始まります!
もちろん、主催が品川区ってことで、運営するのは我々です、はい。

参加できるのは品川区在住・在勤・在学の人に限られてしまいますが、全5回の講座に無料で参加できちゃいます。

初心者対象の講座なので、今までこういうところには書いてなかったのですが、まだ空席がいくつかあるため、初心者じゃないオセロ打ちの人にも募集をかけちゃうことにしました。

詳細はオセロ連盟公式サイトに書いてますので、そちらを参照下さい。

品川区主催オセロ教室!もうすぐ締め切り!
締切が迫ってますので、興味のある方は急いでご連絡を!

東京ブロックでは、東京地区で開催される普段の大会の成績に応じてポイントを付与し、その合計によるポイントレースを行っています。

このポイントレースの年度始まりは6月。つまり東京グランプリ2013の期間は2013年6月〜2014年5月ということになります。

6月から9月まで、4大会が終わったことになりますが、現時点での東京グランプリTOP10は以下の通りです:

1. 末國 誠  九段 57pts.
2. 中島 哲也 八段 56pts.
3. 三屋 伸明 五段 27pts.
4. 佐谷 哲  六段 25pts.
5. 高梨 悠介 九段 23pts.
6. 中野 譲  二段 20pts.
7. 宮崎 裕司 七段 19pts.
8. 龍見 有希子 六段 16pts.
9. 村上 健  九段 15pts.
10. 高橋 永  三段 13pts.

ちなみに、たくさん出てるだけで勝てるというつまらないレースにならないよう、獲得ポイントの高い5大会分の合計をその人のポイントとしています。

1年間が終わって、東京ブロックに所属する選手の上位2名には、2014年全日本選手権の代表権が与えられます。

東京グランプリ2013

オセロにはまるような人達って、そもそもこういう頭脳ゲームそのものが好きだったりしますよね。

私も、ここでよく書くようにミラクルファイブも好きですし、麻雀とかバックギャモンとか、若干運の要素の絡むゲームも好きだったりします。

学生だった頃、今は亡きコスモでオセロ大会に出た後、良く麻雀をやってました。遠い過去の話なんでアレなんですが、オセロ打ちはみな麻雀も強かった記憶があります。自分がへぼだったのもあるとは思うんですが、負けた記憶の方が多いですねぇ。
当時は学生でお金もなかったので、オセロ打ちとは麻雀はしない、と決めてた時期もありました。

なんですがその後、大学の仲間と打ったり、会社の人間と打ったり、オセロ以外のつながりの人と打つようになって、自分がほとんど負けないことに気づきました。
学生の頃の記憶で、自分は麻雀が下手なんだくらいに思ってたんですが、単にアレでした、オセロ界の人が強かった、というだけだったみたいです。

とゆーことで、オセロの友達と麻雀を打ってさっぱり勝てないというあなた、ぜひ違うつながりの人と打ってみましょう。

今年も残すところあと3ヶ月ですね。

10月以降の品川支部主催の大会は以下の通りです。

10月12日(土) 第89回品川シーサイドオープン10月13日(日) 第2回トリオオープン11月16日(土) 第84回りんかいチャレンジカップ12月14日(土) 第90回品川シーサイドオープン
品川シーサイドオープン・りんかいチャレンジカップは誰でも出られる大会です。
上記の大会のうちトリオオープンだけは、事前申し込みが必要です。

それぞれ日本オセロ連盟ホームページの大会案内にリンクされてますので、詳細はクリックしてご確認を。

  * * *

できれば来年は、品川シーサイドオープン・りんかいチャレンジカップを交互にやるのではなく、それぞれ毎月開催したいと思ってます!