Othello! JAPAN Blog
ついついやってしまうルール違反について。
善かれと思ってやっちゃうそれが、実は良くないことだったりもするので、大会を運営してて気になることを書いてみます。

席を立った相手のために時計を止める


これは完全に「善かれと思って」やっちゃう人がいると思います。

対局中に、対戦相手がどーしてもトイレに行きたくなっちゃうとか、どーしても仕事の電話に出なきゃいけないとか、対戦相手が席を立つ場合がたまぁにあると思います。
するとたぶん、「フェアに」やるつもりで、時計を止めてあげちゃう人がいると思います。

これね、確かにその席を立った人に対しては「優しい」行為かもしれないのですが・・・

別の目線で見ると、大会の進行を遅らせる行為になり得ます。
そのゲームが両者ギリギリまで時間を使ったとすると、そのゲームの本来の終了時刻より、時計を止めていた時間だけ長くかかることになります。
全員に迷惑をかける行為になりますからね、もちろんそんなことをしていい権利はありません。

とゆーことで、対局時計はむやみに止めないようにしましょう。
対局中に時計を一時中断して良いのは、何かトラブルが起こって審判(的な人)を呼んで判断を仰ぐ必要がある場合だけです。

時計を押した後、盤上の乱れた石を整頓する


石を裏返すと、マスの中心から結構ずれちゃって、わりとぐちゃぐちゃになっちゃう場合がありますよね。
それを真ん中に近い位置に直す行為、やって良いのは自分の時間内だけです。

着手を終えて時計を押した後、すなわち相手の時間にしてから、乱れた石をとんとんっと触って直す人がいますが、これは絶対にやっちゃダメですよ。

冷静に考えたら誰でもわかると思いますが、自分が見て考えているのに、盤上に相手の手が被さってきたら嫌ですよね。この行為は明らかに相手を妨害していることになります。

でもこれってルールで明確に決められているわけではないので、これ系でトラブった場合、その大会の主催者がどう考えるかに大きく影響を受けそうです。

こっちの時間なのに相手がやたら石を直そうとする、何度言ってもやめてくれない、とかね。
あとあれですよ、相手が打つたびにぐちゃぐちゃにされるので、見やすくするためにわざわざこっちが直さなきゃいけない、時間も神経も無駄に使わされる、とか。

たぶん、あまりにもぐちゃぐちゃにされたら時計を押して相手に直させてよさそうですが、それもはっきりとルールでは定められていません。そもそも、どれだけ乱れていたら整頓しろと要求できるのかの決めも難しそう。

私もこれに関してはっきりとした答えは持っていません。参加者の良識に委ねると言うか。。。でもそんなんだと、いざトラブった時に困るんですよね。本当は何かはっきりとしたルールを決めておくべきところです。