Othello! JAPAN Blog
今日は日本オセロ連盟競技ルールに書いてあるルールから、最終手を打った後の動作について。

日本オセロ連盟競技ルールには以下のように書かれています。
最終手を打ち終わった対局者は、時計を停止し(デジタル時計の場合は中断ボタンを押す)、最終手に不正がないかどうか、また、自分の持ち時間が残っているかどうかを相手に確認させなければならない。このときも、不正着手の指摘は第5項@と同様の方式による。なお、仮にこのとき相手(最終手を打った側でない方の対局者)の時計に時間切れが認められても、その指摘はもはや無効である。
これって、、、
中断ボタンを押すのはちょっと変じゃないかと思っています。

ルールにも書いてある通り、最終手を打った後も「不正着手の指摘」の可能性が残っているわけで、それが完了して初めて時計を止める、ってのが自然に感じます。

私が「こうあるべき」と思っている流れは以下の通り:
AとBの対戦で、Bが最終手を打つ側とします。
Bが最終手を打ったら、普通に時計のボタンを押す。(普段の着手と同様)
不正着手があれば、Aは時計を押し返してBの時間で訂正させる。
不正着手がなければ、Aは中断ボタンで時計を止める。
最後に中断ボタンを押して時計を止める行為は、試合が終わったと認めることになります。
Bが最終手を打った段階でBが「終局」とする権利はなく、Aが「不正着手はない」と認めた時点で終局となります。なので時計を止める行為はAが行うべきです。

まぁ、細かいことなんでどうでもいいと言えばどうでもいいんですが、安全のためにも、時計の上に着いてるボタン(普段着手後に押すボタン)以外は触らないようなルールにした方が良いと思ってます。ザ・名人戦の仕様はそうではないのでいいんですが、時計が動いている状態であるボタンを押すと初期状態にリセットされてしまう対局時計があります。中断ボタンを押すつもりがそのボタンを押してしまったりしたら、時間がリセットされてしまったりしてまた揉める原因にもなりかねません。

例えばね、Bが最終手を打って残り2秒、中断ボタンを押そうと思ったらそのリセットボタンに指が触れてしまい、時間がリセットされちゃった。で、Bは最終手で返し忘れをしている。となるともはや、何秒残ってたかでも揉めそうでしょ。

上のルールにもある通り、Bが最終手を打った後でAが時間切れになることはないわけですから、私の推奨する方法で問題が起こる可能性はありません。
なのでみなさんもぜひ、最終手を打つときには普通に時計のボタンを押しましょう。
中断ボタンやリセットボタンで時計を止めるのは、相手が終局を認めてからにしましょう。