Othello! JAPAN Blog

今日は桃奈ちゃんのお話を。

桃奈ちゃんは小学6年生。
障がいをモノともせず、いつもオセロを楽しんでいます。

中島八段のオンラインオセロ教室に入会して3年くらいになるのかな。

この1〜2年は、小学生グランプリの優勝候補の1人と言えるほどに力を付けてきました。

2017年の小学生グランプリ全国大会では4回戦を終わってただ1人4連勝、5回戦であっくんに敗れはしたものの、決勝進出まであと一歩という惜しいところまで行ったのでした。

そんな桃奈ちゃん、上のツイートにある通り、1月5日に水戸で開催された小・中学生オセロ達人戦で全勝優勝!

そしてその翌日、第6回土浦オープンでは6勝0敗1分という成績で優勝!

新年早々、1分はあったものの負け無しの連続優勝です!

1手1手よく考えます


桃奈ちゃんは品川の大会にもよく来てくれまして。

10月の品川シーサイドオープンだったかな、4回戦で桃奈ちゃんと当たりまして。お互い3連勝の全勝対決ですよ。これだけですごい話なんですけど。

で、そのゲームでは、結構早い段階で桃奈ちゃんにミスが出て、はっきりとこちらが有利になってそのまま完勝でした。

という試合ではあったんですが、それでも桃奈ちゃん、一手一手よく考えます。簡単には土俵を割りません。
どういう局面でどういうことを考えないといけないのか、その辺がだいぶ身に付いてきてるなぁと、とても嬉しくなりました。


もう6年生なので、小学生グランプリにはもう出られないのですが、あと1回、小学生名人戦が残ってますからね。
この調子で、ぜひ小学生名人を目指してね!


■中島八段のオンラインオセロ教室
http://school.othello.org/



1月5日(土)、品川で品川ニューイヤーズカップ2019が開催されました。

今年も新年早々78名の方にお集まり頂き、大変盛り上がった大会になりました!

さて、これは普段の大会でも同様ですが、開会式ではルールの説明があります。
「段級位が上の人が、盤の上に石を1個手で隠しておいて・・・」
と、伏せ石について普段通りの説明をしたのですが、正しく伝えるために、ちょうど目が合った凛駆(りんく)君



まだ年長さんのこの子です、この凛駆君に問いかけてみました。

中島 「凛駆君、伏せ石はこうやって手の上に石を置いてもう一方の手で隠してもいいの?」
凛駆 「だめでーす」
中島 「え、なんで?」
凛駆 「両手でやるとずるがしやすいからでーす」

そう、その通り。
年長さんが、ルールを正しく知っているだけでなく、その理由までわかってるとかすごくないですか。

連盟でルールとして
石を1個 盤上に 水平に置いて隠した上で
と、わざわざ「盤上に」と決めているのは、そういう意図があります。

その伏せ石をしている人が不正をするような人なのか絶対にやらなそうな人なのかは関係なく、不正が出来る余地を極力排除し、もめる要素をなるべく少なくする(できれば限りなくゼロに近づける)ために存在しているのが「ルール」です。

また、伏せ石は段級位上位者が行うものなので特に注意が必要です。
「その方がやりやすいから」というような自分本位の理由で間違った伏せ石をしているような人がもしいたら、ぜひあらためましょう。
相手は「ちゃんと盤上で伏せて欲しいな」と思っているかもしれません。
しかし、段級位上位者に意見をするというのは、結構な心理的負担があるものです。実力が上のあなたに遠慮して言えないだけかもしれません。
「相手が異議を唱えないということは問題ない」という考え方はかなり傲慢な考え方です。
電車で携帯電話でしゃべっていても誰も文句を言わなければ良いのか、という話と似てますよね。文句を言わなくても(言えなくても)、「うるさいな。。」と思ってる人は必ずいますよね。そういう人を守るためにあるのが「ルール」なわけです。

そんなわけで、伏せ石をする機会の多い高段位の人は特に、しっかりと正しい伏せ石をするよう意識して下さいね。

幸い、私のオセロ教室に通う子はもちろん、品川の大会に参加する人の中でルールに反する伏せ石をしている人はほとんどいません。

他地区の大会主催者さまもぜひ、「ずるができる要素を減らす」という趣旨があるということを理解し、もしも正しくないやり方をしている人がいた場合には注意するようにして頂けると嬉しいです。

土金(つちがね)兄弟




こちらは凛駆君のお兄ちゃんの大志(たいし)君。小学校3年生。

大志君も凛駆君も、現在初段です。

「土金」という苗字の読みを変え、「ドキンちゃん」と呼ばれたりもします。

私の門下生となってまだ半年弱ですが、ここのところ2人ともメキメキと力を付けてきています。
まだはっきりと結果には表れてないので、本人はちょっとムズムズ(?)してるかもしれません。

でもほんと、兄弟で出来るっていいですよね。
しかも二人とも初段なので、いい練習相手がいつもすぐそばにいるんですからね。

凛駆君は、オンラインオセロ教室のレッスン動画を、初級・中級・上級と全てについて、毎日毎日夜遅くまで、お母さんに怒られる(?)まで見てるそう。

大志君は、家族がお出かけする中、一人で家で留守番してオセロの練習をしてたりするそう。

3年生と年長の兄弟、小学生日本一になるチャンスはたくさんあります。
2人とも負けず嫌いな感じプンプンですから、2人で刺激し合って、どんどん強くなっていってほしいです!

ちなみに凛駆君、お母さん曰く
以前はポケモンを端から端まで覚えるポケモンおたくでしたが、今はオセロおたくです(笑)
とのこと。
ポケモンに向けていたパワーを今はオセロに注いでいる、と。期待できますねぇ〜。

■中島八段の小学生オセロ教室
http://seaside.othello.org/renshukai/

■中島八段のオンラインオセロ教室
http://school.othello.org/


藤井廉也1級 (品川ニューイヤーズカップにて)

昨日颯太君が神奈川オープンで優勝した記事を書きましたが、一般部門では、この廉也君が全勝優勝をしています!

実はこの廉也君について、以前判断基準はオセロ小学生グランプリという記事で書いたことがあります。この記事の中の「R君」が廉也君ね。(短期の)転校をするかしないかを、小学生グランプリの出やすさで決めたあの子です。笑

廉也君は小学生オセロ教室に入ってちょうど1年くらいになるのかな。
入ってきたころは、弱くもなく、とても強いわけでもなく、あまり目立たない印象ではあったのですが、上の話辺りから、オセロに対する熱意は猛烈なものがあるというのが伝わってきてまして。

廉也君に限った話ではありませんが、大好きなオセロ、強くなるために自然と努力するんですよね。「大好きなオセロが強くなるため」だから、自分としては全然「努力」してるつもりではなく、楽しくやってるはずです。

そんな感じで、最近はいろいろを身に付けて強くなってきたなぁ、と見ていました。
それがこうやって、結果として表れると、先生としては自分が勝つこと以上に嬉しいですよ!

廉也君、優勝おめでとう!
1級のうちに、級位者の大会で優勝しまくろうぜ!



■中島八段の小学生オセロ教室
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宮本武虎二段 堀内颯太(新)三段

いやぁ、素晴らしい!
オセロ大好き少年、小学4年生の颯太君が、オープン大会で優勝しちゃいましたよ!

去年の4月、横浜新人王は颯太君!という記事でこの颯太君を紹介してますが、オセロ大好き少年の彼は引き続き頑張ってます。中島八段の小学生オセロ教室にて教えたことはもちろん、教えてないこともいろいろと自分で勉強して身に付けています。

最近の彼は「三段になりたい!」を良く言ってまして、その理由が、りんかいチャレンジカップでアドバンスト部門に出られるようになりたい、と。品川シーサイドオープンでは必ず高段者を指名するし、勝ちとか負けとかじゃなく、強い人と対戦したいというその姿勢が素晴らしいです。

颯太君は今小学4年なので、小学生名人戦3回、小学生グランプリ2回と、小学生日本一になるチャンスはあと5回残ってます。
このままオセロ大好き颯太君でいてくれたら、5回のチャンスのうち1回は必ずモノにすると思っています。
師匠の私と逆で、本番に強いところがありますしね。

颯太君、優勝&昇段おめでとう!
今週末の土曜日は、ついにアドバンスト部門に出られるね!

  * * *

写真左の虎ちゃん(宮本武虎君)も、どんどん強くなってきてます。
虎ちゃんは1年生ながら、昨年の小学生グランプリ全国大会では11位の成績を残しています。

このブログでも、虎ちゃん、全勝優勝! の記事で紹介しています。

この神奈川オープンでは、2勝2敗2分という面白い(?)成績。
小学1年生ながら、無差別部門で五分の勝星ですからね、ほんと立派です。
しかも勝星の中には、九段を倒した金星も含まれます!

虎ちゃんは1年生だから、小学生日本一になるチャンスは11回もあるんですよ!
このままずーっとオセロを楽しく続けてくれることを心から願っています。


■中島八段の小学生オセロ教室
http://seaside.othello.org/renshukai/