Othello! JAPAN Blog

いやぁ、見事ギネス記録に認定されました〜。

Yahoo!ニュース等いくつかのニュースサイトで報じられているのですでに知っている人も多いかとは思いますが、日本学園高校が作成した巨大オセロ盤が、世界記録として認定されました。

で、私がなぜ自分のことのようにはしゃいでる(?)かと言うと、立合人として関わっているからなんです。

実はこれ、2回目の挑戦でして、最初は4年前だったかな、日本学園高校の先生からギネス記録に挑戦するので、専門家という立場で立会人をやってくれ、と依頼を受けまして。ギネス記録申請に必要な書類も書いたりしまして。しかしこの時は、細かい理由は聞いていませんが、記録として認定してはもらえなかったんです。

で、昨年9月、諦めきれなかった先生は再チャレンジを決意。
今回も立会人として来てくれ、と。
そして今回は見事、ギネス記録に認定されました!

いやぁ、ほんと良かった。
別に私は制作には関わってないので何も苦労はしてないのですが、いやぁ、それでもうれしいですね!

この11手目、

「たまプラ〜ザ」と呼ぶわけですが。
略称「たまプラ」か。

決して「たまプラーザ」ではなく、正式(?)名称は「たまプラ〜ザ」です。

で、そんなふざけた名前がついた理由、5年ほど前にブログに書いてました。
まだページは生きてるんですが、全文引用しちゃいます。
今から20年くらい前ですかね、大学院生してたころ、なんかうちのボロアパートに末国九段、宮岡七段、手塚六段(段位は現在のもの)と言ったメンバーが集まり、夜な夜なオセロしてたことがあったわけなんです。

で、上の局面、主流は●d7だったわけなんですが、宮岡七段がこの●f7を得意としてたんです。

でね、宮岡七段の下の名前が環(たまき)ってことで「たま」って呼ばれてた(今でもそう呼ぶ時もあります)ので、この手を「たまプラ〜ザ」と命名しました。いや、これだと説明になってませんね。なぜ「プラ〜ザ」が付くのか。

まぁ、「たま定石」でもよかったわけですが、東急で「たまプラーザ駅」って駅があるっしょ。この、なんでしょ、ひらがなカタカナが入り混じった、そして更には長音記号が入ってるあたりがふざけてるってゆーか、なんか面白く感じてて、それでふざけて「たまプラ〜ザ」なんて名前を付けてみたわけです。長音記号を 〜 に変えて、さらにふざけた感を出してみました。

で、内輪で呼んでるだけなら広まりはしないわけですが、当時私が作成していた月刊誌(的なもの)ONIK で、「この手を『たまプラ〜ザ』と命名する」みたいなことを書いたみたいなんです。もちろん軽いノリで。

で、その数年後、私がオセロから離れてた時期があるんですが、更に数年後、いざオセロ界に戻ってみると、この「たまプラ〜ザ」という名前が広まっているではありませんか! 驚きましたよ、ほんと。
普通に定石名として人々の会話に出てくるの。いやぁ、ほんと驚いたんですから!

https://blog.goo.ne.jp/othellojapan/e/e40394d1ab29b7fe7330b0662d24cd77

・・・という、ふざけたノリで付けた名前でした。

さっきふと思ったんです。
具体的にどうやるかとかは全然まだ頭を通していないのですが、

オセロ界の上位の選手何人かで、半年とか1年とかかけてリーグ戦やったら面白いな

参加者目線では、おそらく月に1〜2試合ということになると思うんで、会場に集まって打つってのは難しいから、きっとネットで対戦する形になるんだろーな、と。
ただ、その対局を生放送するとか、生放送できなくても動画に収めて後日公開するとか、そんな感じにしたら見る方も面白いものにできないかな、と。

・・・そんな思いつきを、思いつきレベルのまま何人かに話してみました。

すると長野七段、

それ、やりたいやつです!
ちょっと前のブログに書いたんですが、・・(略)・・

と。あ、確かに、よくよく考えてみると、長野七段、そんな記事書いてましたね。

オセロを「観たい」人向けのコンテンツ

長野七段の記事から抜粋すると、

1.連盟レートの上位から参加希望者が6人になるまで参加者を募って、総当たり戦を行う。
2.対局は週に一日、2局程度のペースで進め、2か月程度かけて一回のリーグを行う。
3.各対局は30分持ちでオンラインの対局サイトで行う。
4.各対局は自由に観戦できる他、配信サイトなどで生放送で解説配信が行われ自由に視聴できる。
5.解説配信は録画が後日公開され自由に視聴できる。
6.優勝者には賞金or賞品や来期の出場権が与えられる。

1, 2 について、参加人数とか対局ペースとかは、まぁ、良いようにしたらいいでしょう。

3 は、もちろんリアルで対局できるのが一番良いけど、現実的に難しいのでどうしてもネット対戦になりますよね。

4, 5 のところは大事ですねぇ。見せ方の部分。
対局者の表情が見られたり、局後の検討が聞けたりしたらすごく面白いと思うけど。
技術的・予算的にいろいろクリアしないとのところですね。

生で解説配信するには、誰か専門でやる必要が出てくるのかな。
生放送では単に対局を流して解説無し、後日解説付きの動画を公開、ってやり方が現実的かなぁ。

6 の賞金・賞品は、さすがにスポンサーが付かない限り難しいかな。
ひとまず賞金無しでも、参加する有力プレイヤーはそれなりに集まるんじゃないかなぁ。


最近 AbemaTV でMリーグという麻雀のプロリーグが始まったんですよね。
あれ、ちょいちょい見ちゃってます。
私、麻雀はするのも大好きですが、強い人が打っているのを見るのもやっぱり楽しいんですよね。

そんなわけで、長野七段の言うように「強い人の対局を見たい」という需要はそれなりにあるんじゃないかと思ってます。
この件に関して長野七段の熱量を相当感じたので、私もこれについてちょっと深く考えてみたいと思ってます。