Othello! JAPAN Blog
もう16年も前になるんですかね。名人戦が挑戦制だったの。

名人戦は挑戦制だった


1998年までだと思いますが、昔の名人戦は挑戦制でした。
挑戦者を決める大会がまずあって、その大会で優勝した人が前年の名人に四番勝負で挑戦する、というやり方です。

地区名人戦


まずはブロック毎の予選です。
各ブロックで開催される地区名人戦で優勝した地区名人が、そのブロックの代表として挑戦者決定戦に参加する資格を得ます。
ただこれだと人数がちょうどいい数字にならないので、途中からブロックによっては2名が挑戦者決定戦に出られるようになってました。

挑戦者決定戦


各地区の代表16人が今は亡きコスモ(新宿歌舞伎町にあった囲碁・オセロサロン)に集まって、挑戦者を決める戦いを行います。
やり方は昔の全日本選手権と似ていて、1グループ4人の4グループに分けて総当たり戦を行い、各グループのトップが準決勝に進出します。
そして準決勝、決勝と勝ち抜いた人が挑戦者になります。

決勝四番勝負


挑戦者決定戦で優勝した選手と、前年の名人で四番勝負により名人位が争われます。
2勝2敗になった場合は石数合計の多い方の勝ち、記憶によれば起こったことはありませんが、石数まで並んだ場合は名人の防衛となります。

名人にも世界戦の参加資格が与えられると共に・・・


1999年より、名人にも世界戦の参加資格が与えられるようになりました。
新しい人は知らないかもですが、それまでは名人はある意味ただの名誉で、世界戦に出る資格は得られなかったのです。

で、そうなった時に、それまで通り挑戦制をとっていると、名人側がやたら有利だろうと。
まぁ確かに、一度名人になると、ざっくり50%くらいの確率で次の年も世界戦に出られるってことになりそうですからね。
でも別に、それはそれでいいじゃん、って考え方もあるんですけども、とにかくそれをきっかけに、挑戦制だった名人戦が、今のような形に変わったのでした。

地区名人戦には有段者しか出られない


そうだそうだ、地区名人戦には有段者しか出られないってルールもあった気がします。
なにげない(?)ルールですが、こういう、普段の地方の大会でそれなりの成績を残しておかないと肝心の大きな大会への参加資格が得られないって、あった方がいいと私は強く思ってます。

個人的には・・・


この昔の名人戦のやり方、大好きです。

現在、日本一を決めるメジャー大会は3つあるわけですから、それぞれ違ったやり方の方が面白いんじゃないかなぁと思ってます。

最近のプレイヤーだと、今の新オセロ方式(改良版新オセロ方式?)が普通に感じてると思いますが、新オセロ方式が導入される前のやり方ってのも、なかなか面白いやり方だったんですよ。

代表者数は同じ


各地でブロック大会があって、全国から64人が集まって日本一を決めるってのは昔も今と同じです。

午前中は4人でリーグ戦


代表64人は、1グループ4人の16グループに分けられます。
それぞれのグループで総当たり戦(3試合)を行います。
各グループのトップが決勝トーナメント進出となります。

4人の総当たり戦ですから、2人が2勝1敗で並んだり、3人が2勝1敗で並んだりします。その場合は合計石数の多い選手が上位となります。総当たり戦ですからね、石数で決めても変な不公平感は特にないです。

グループリーグ通過者によるくじ引き


午前中のリーグ戦が終わって各リーグのトップ、すなわち決勝トーナメントに進出する16名が決まったら、決勝トーナメントの組み合わせを決めるくじ引きを行います。くじを引く順番はどーだったか忘れましたが、とにかくくじ引きで決めます。

決勝トーナメント開始


抽選で決めた通りの組み合わせで、ベスト16の対戦を行います。
勝てば準々決勝進出、負ければ終了。
折角午前の予選を勝ち抜いても、ベスト16で敗れるとそこで終了です。

ベスト8に入ると順位決定戦も


あとは普通に準々決勝、準決勝、決勝と進みます。
負けた場合は順位決定戦。
準々決勝で敗れた4人は5〜8位決定戦。2つ勝てば5位、2つ負ければ8位、最初勝って次負ければ6位、最初負けて次勝てば7位となります。
準決勝で敗れた2人は3位決定戦。

勝ちあがって行く感じがわくわく


もちろん、優勝者以外は当たり順で順位が大きく変わるわけですが、なんてゆーんですかねぇ、午前の予選を通って、ベスト16、準々決勝、準決勝、決勝と勝ち上がって行く感じがすごくわくわくするんですよね。

まぁ、欠点と言えば、午前の予選を勝ち抜けない限り、すなわち48人はたったの3試合で終わってしまうってところですかね。
この点を気にされた長谷川会長が、全員に最後まで楽しんでもらうという目的で考案されたのが「新オセロ方式」なわけです。

2014年6月より、統一されます


もうオセロ界のみなさんならご存知の通り、終局時に空きマスがある場合の空きマスの扱いは、6月からは日本ルールも世界ルールも同じになります。
今までは日本ルールでは折半でしたが、今後は勝者のものになります。

さて、なぜ今まで違っていたのか、その理由を考えて(想像して)みます。

日本では「石差」が標準だった


きっと囲碁の影響でしょうね。大昔、日本ではオセロの結果を「石差」で表すのが主流でした。
終局時の自分の石数から相手の石数を引いたものが自分の結果。
自分が35石で相手が29石なら、35-29=6となり、6石勝ち。
相手から見れば29-35=-6とゆーことで、6石負け。

この「石差」なら、空きマスがあろうがなかろうが関係ないわけですね。何も決める必要がない。

石数も使われる


タイミングとして同時なのか、後から石数も使われるようになったのかは知りませんが、ともかく、大会によって石差で計算する場合もあれば、石数で計算する場合もありました。
となるとその整合性を取る必要がありますよね。

石差の場合、
 35-29なら6石差
 34-28も6石差
 33-27も6石差
となるわけで、同じ6石差なんだから、これらを石数で表す時も同じじゃなきゃいけないよね、と。きっと誰かがそう考えたんでしょう。
これらを石数で表した時も全て同じにするには、

空きマスがある場合は折半

とする必要があったわけですね。

一方海外では


海外では、わざわざ(?)石差なんてものを考えなかった。
結果は35-29のように、両者の石数で表した。
だから空きマスの扱いについては、ただの「決め」の問題。
誰がいつそう決めたのかは知りませんが、ともかく
勝った方のもんでいんじゃね?
的なノリで決まったんでしょう。


天王洲が住みづらくなってきたシリーズに書き忘れてましたが、閉店したモスバーガーの隣にあったサークルKも閉店してたんですね。

なんですが、その跡地で工事が始まりまして、上の写真にあるようにセブンイレブンになるようです。

とは言っても、セブンイレブンはうちのすぐ隣に1つ、そして銀河劇場の入ってるビルにも1つと、すでに2つもあるんですよね。。

まぁ、無いよりはあった方が住みやすい。

オセロの競技ルールが変更されました。

終局時に、両者着手出来ない空きマスは勝者のものとする。

細かいことだけど、すごいことですよ〜。
ルールが変わるって、めったにないことですからね。

ソフト屋の立場からすると


で、まぁ、こんなのは決めの問題だし、これがプレイスタイルに影響を与えたりはしないので、そういう意味ではなんてことはない変更なわけですが、ソフト屋さんの立場からすると、これってすごい良い変更です。

だって、忌まわしき .5 がなくなるわけですから!

結果表を出力するソフトを作る際、石数を表示するには .5 の可能性を含めて4桁取っておかないといけなかったんですからね、現行ルールでは。これが今後は2桁で済むわけ。

引分けの時はどーするの


大変細かい話なんですが、「空きマスは勝者のもの」という表現をそのままとらえると、31-31の2マス空き終了の場合・・・
空きマスはどちらのものにもならず、31-31になることになっちゃいますよね。

また、引分無しのルール(引分け勝ちアリのルール)で31-31になった場合は、、、
勝者はおそらく引分け勝ちの権利を持っている方になるので、空きマス2マスはその人のものになって、33-31ということになるのかしら。
「引分け勝ち」が33-31になるって、なんかちょっと違和感もありますねぇ。

自然な感覚では・・


まぁ、これも決めの問題ですから、決まってさえいればどうでもいいとは思うのですが・・・

私の感覚では、引分け有りルールでも無しルールでも、黒と白が同石数で空きマスがある場合には、折半して32-32とするのが自然かな。
なので上に書いた新ルール、「同石数の場合は空きマス折半」を加えて欲しいかな。

勝手打ち中の針落ち


これも細かい話なんですが、一方が時間切れで他方が勝手打ちをしている最中、そっちも時間切れになってしまった場合。
現行ルールでは最小石差ということで「1石勝ち」になるわけなんですが、それだと32.5-31.5ということで、今回のルール改正の意図に反しちゃいますよね。

とゆーことでこの場合、32-32の引分け勝ちとして扱うのか、それとも33-31として扱うのか。どっちかなんでしょーね。

決めてあることが大切


黒白同数の場合の空いたマスの扱いと、勝手打ち中の針落ちについて、近いうちに連盟から発表があるかとは思いますが、もしなかった場合には、とりあえずは大会主催者はその大会でどう扱うのか、決めておいた方が良いと思います。
それをどう扱うかで優勝者が変わってくるなど、まぁそう簡単に起こらないだろうけれども起こるかもしれないことについては、起こったらどうするか決めてさえおけばもめませんからね。



毎年5月3日、私が生まれ育った埼玉県加須市では、加須市民平和際を開催し、その中でジャンボ鯉のぼりの遊泳があります。

加須市は鯉のぼりの生産量が日本一の名産地でして、このジャンボ鯉のぼりイベントはもう20年以上行われています。

写真で伝わるかわかりませんが、これ、100mもあるんですよ。

ジャンボ鯉のぼりの口の下あたりのめだかみたいなやつが普通サイズの鯉のぼり。
ね、なんかすごく大きい感じ、伝わりました?

で、知ってる人は知ってると思いますが、私、加須市の観光大使なんです。
なのでこの平和際にはなるべく毎年顔を出すようにしてまして、今年も行ってきました。



市長名義でこんな礼状を頂きまして、ただ行っただけなのに恐縮です!