Othello! JAPAN Blog
なぜ空きマスの扱いが日本と海外で違ったのか

2014年6月より、統一されます


もうオセロ界のみなさんならご存知の通り、終局時に空きマスがある場合の空きマスの扱いは、6月からは日本ルールも世界ルールも同じになります。
今までは日本ルールでは折半でしたが、今後は勝者のものになります。

さて、なぜ今まで違っていたのか、その理由を考えて(想像して)みます。

日本では「石差」が標準だった


きっと囲碁の影響でしょうね。大昔、日本ではオセロの結果を「石差」で表すのが主流でした。
終局時の自分の石数から相手の石数を引いたものが自分の結果。
自分が35石で相手が29石なら、35-29=6となり、6石勝ち。
相手から見れば29-35=-6とゆーことで、6石負け。

この「石差」なら、空きマスがあろうがなかろうが関係ないわけですね。何も決める必要がない。

石数も使われる


タイミングとして同時なのか、後から石数も使われるようになったのかは知りませんが、ともかく、大会によって石差で計算する場合もあれば、石数で計算する場合もありました。
となるとその整合性を取る必要がありますよね。

石差の場合、
 35-29なら6石差
 34-28も6石差
 33-27も6石差
となるわけで、同じ6石差なんだから、これらを石数で表す時も同じじゃなきゃいけないよね、と。きっと誰かがそう考えたんでしょう。
これらを石数で表した時も全て同じにするには、

空きマスがある場合は折半

とする必要があったわけですね。

一方海外では


海外では、わざわざ(?)石差なんてものを考えなかった。
結果は35-29のように、両者の石数で表した。
だから空きマスの扱いについては、ただの「決め」の問題。
誰がいつそう決めたのかは知りませんが、ともかく
勝った方のもんでいんじゃね?
的なノリで決まったんでしょう。