Othello! JAPAN Blog
昨日メジャー大会連続出場記録という記事を書きましたが、調べられる部分を調べてみました。
オセロ連盟公式レートにデータとして入っている、2004年全日本以降のメジャー大会について調べた結果を発表します!
1. 中島 哲也 八段 42回 (継続中)
2004年全日本〜2018年王座戦
2. 高梨 悠介 九段 36回 (継続中)
2007年名人戦〜2018年王座戦
私がおよそ15年、高梨九段は丸12年、全てのメジャー大会に出続けてるわけですね。
高梨九段との差はたったの6回。私が衰えてメジャー出場を逃した時点で、その記録は2年後に高梨九段に塗り替えられることになる。。。
3. 大清水 崇典 六段 25回
2009年名人戦〜2017年名人戦
2017年の全日本を逃したのは、ブロック大会で菅原三段(当時)に敗れて2敗を喫したからかな。大清水六段の連続出場を止めた菅原さんは、現在の女子世界チャンピオンですね。
4. 末國 誠 九段 24回 (継続中)
2011年名人戦〜2018年王座戦
末國九段は私以上に皆勤キャラなんですが、2006年〜2010年の5年間、仕事の都合でシンガポール人してました。
とは言っても、現在24回継続中なので、3位に上がるのはもうすぐ。
5. 岡本 一樹 九段 22回
2009年王座戦〜2016年王座戦
岡本九段は2017年の名人戦を欠場。
6. 村上 健 九段 20回 (2004年名人戦以前継続の可能性有り)
2004年全日本〜2011年全日本
村上九段のこの記録は、今回の集計に入っていない2004年名人戦以前から継続している可能性があります。
ただ、2001年に名人戦を優勝した村上九段は「荒らさないため」という理由でその年の全日本を自ら欠場してたはず。なので最大で25回ということになります。
7. 滝沢 雅樹 九段 19回
2004年全日本〜2011年全日本
8. 宮岡 環 七段 18回 (継続中)
2012年王座戦〜2018年王座戦
8. 戸田 智也 七段 18回
2010年名人戦〜2015年王座戦
10. 清信 健太 六段 17回
2011年名人戦〜2016年全日本
10. 山川 高志 七段 17回
2008年王座戦〜2014年名人戦
7位〜10位はこんな感じ。
8位の宮岡七段は継続中なので、来年はもうちょっと順位が上がりますね。

2004年以前については・・・


さすがに、オセロニュースのアナログデータを集計するのは手間がかかり過ぎるので、そこには手を出さないでおきます。

ただ、1999年以前の名人戦は挑戦制で、各ブロックの地区名人戦を勝ち抜いた16名が挑戦者決定戦に出られる、という形式でした。
という感じの狭き門だったので、1999年以前に30回とか40回とかの連続出場はさすがになかったのではないかと思います。

なので2004年名人戦以前のデータを含めても、上に書いた上位の結果は変わらないと思います。

集計してみての感想


普通はね、仕事の都合とか、体調とか、家庭の事情とか、学生なら受験とか、年を取って来れば棋力の衰えとか、そんな感じのメジャー大会に出られなくなる理由はいくらでもあります。

私の場合、2004年の夏からほぼ15年、全てのメジャー大会に参加できているわけで、いやぁ、ほんと恵まれてますね。

とりあえずの目標としてはあと8回、2021年の名人戦まで継続して、連続メジャー出場記録を50回に伸ばしたいですね!

先日シーサイドオープンの後に何人かで食事に行きまして。
その場で高梨九段が「メジャー大会連続出場」について口にしました。そして「たぶん中島さんが最長記録保持者ですよ!」と。

そんなわけで、メジャー大会(名人戦・全日本選手権・王座戦)の連続出場記録について調べたくなったのですが、オセロ連盟の全国レートの情報は2004年以降でして、それ以前については調べようがありません。

ちなみに、連盟レートのデータからも記憶からも、私が2004年全日本選手権以降連続で参加してることは間違いありません。
なので、42回連続で出ていることは間違いないです。
データもなく、記憶もあいまいなのが、
2004年 名人戦
2003年 全日本選手権
2003年 名人戦
あたりになります。

たぶん、2003年名人戦は出ていない。2003年全日本と2004年名人はたぶん出てる。
なのでこのあやふやな記憶が正しいとすれば、今年の王座戦までで44回連続出場となっているはずなんです。

データを持ってる方、ご協力を!


2004年以前になるとたぶん、オセロニュースをひっぱり出して確認するしか方法がないと思うんですが・・・
どなたか、連続出場記録を持ってそうな人について調べてみてくれませんか!

そこまでは面倒、ということでしたら、上記3つの大会に私が出てるか出てないか教えて下さい!

2020年王座戦で連続50回!


上に書いた私のあやふやな記憶が正しければ、現時点で44回。
とゆーことは、2020年の王座戦で連続50回になります!
もちろん、来年の王座戦の参加資格が得られること、来年秋の全日本の参加資格が得られること、2020年の王座戦の参加資格が得られること、この3つをクリアする必要はありますけども。

いつの間にかそんな数になってたんですが、いろんな意味で結構すごくないっすか?
現在の「年3回」を基準に計算しても、50回参加するには17年必要ですからね!

オセロニュース発見


と、ここまで書いたところでブログをアップしたのですが、、、
探してみたら2004年のオセロニュースが出てきました。

私のあやふやな記憶は正しくなく、2004年の名人戦には出ていないことが判明!

とゆーことで、現時点でメジャー大会連続出場は42回でした。

なので2021年の名人戦で連続50回ということになるようです。

別のキリのよい表現だと、2019年の全日本まで連続参加できると、「15年連続で全てのメジャー大会に参加」ってことになるのかな。


品川シーサイドオープン最終戦、中島八段 vs 高梨九段

2018年9月22日(土)に開催された品川シーサイドオープンで、東京グランプリ2018対象大会が全て終了しました。

今年から(来年から?)全日本選手権の開催時期が変わったため、通常1年間に渡って行われるこのレース、今回は6月〜9月の4ヶ月という短いレースになりました。

東京グランプリ2018の対象となる大会は以下の10大会です:
2018年6月09日(土) 第127回りんかいチャレンジカップ
2018年6月23日(土) 第136回品川シーサイドオープン
2018年7月07日(土) 第128回りんかいチャレンジカップ
2018年7月21日(土) 第137回品川シーサイドオープン
2018年8月04日(土) 第129回りんかいチャレンジカップ
2018年8月11日(祝) 第7回東京オープン
2018年8月18日(土) 第138回品川シーサイドオープン
2018年9月08日(土) 第130回りんかいチャレンジカップ
2018年9月15日(土) 第8回東京オープン
2018年9月22日(土) 第139回品川シーサイドオープン
詳細は東京ブロック公式サイトに書いてありますが、それぞれの大会で、優勝すると25点、準優勝が13点、3位が10点・・・というように成績に応じてポイントが入ります。ポイントを獲得した大会のうち、上位4大会分のポイントの合計が自分のポイントとなります。

まぁ、優勝のポイントが大きいので、通常は優勝回数が多い人が上位になる、という感じです。

さて、8月末の時点で、各大会の優勝者はこんな感じでした。
2018年6月09日(土) 清信健太 六段 第127回りんかいチャレンジカップ
2018年6月23日(土) 岡本一樹 九段 第136回品川シーサイドオープン
2018年7月07日(土) 末國 誠 九段 第128回りんかいチャレンジカップ
2018年7月21日(土) 岡本一樹 九段 第137回品川シーサイドオープン
2018年8月04日(土) 末國 誠 九段 第129回りんかいチャレンジカップ
2018年8月11日(祝) 中島哲也 八段 第7回東京オープン
2018年8月18日(土) 岡本一樹 九段 第138回品川シーサイドオープン
2018年9月08日(土) ???? ?? 第130回りんかいチャレンジカップ
2018年9月15日(土) ???? ?? 第8回東京オープン
2018年9月22日(土) ???? ?? 第139回品川シーサイドオープン
岡本九段が3回、末國九段が2回、中島八段と清信六段が1回です。
残り3大会なので、岡本九段が東京グランプリ2位以内に入るのは確実かと思われていたのですが・・・

9月8日のりんかいチャレンジカップでは、中島八段が全勝で優勝し、順位を2位にあげます。
2大会を残して、こんな状況です:
順位氏名段位TGP総得点
1岡本 一樹九段88105
2中島 哲也八段7398
3末國 誠九段7185
4清信 健太六段5380
3位の末國九段が2位以上にあがるには、残り2大会のどちらかで準優勝以上が必要。
4位の清信六段が2位以上にあがるには、残り2大会両方優勝することが必要。

そして9月15日の東京オープン、麻布の伍二段に敗れた中島八段と岡本九段に対し、伍二段を倒した末國九段が全勝優勝。末國九段、岡本九段、中島八段の直接対決はなく、伍二段に勝ったか負けたかで順位が決まりました。

そして1大会を残して、東京グランプリの上位の状況はこんな感じ:
順位氏名段位TGP総得点
1岡本 一樹九段88115
2末國 誠九段88110
3中島 哲也八段73105
3位の中島八段が2位以上にあがるには、最終戦で優勝が必要。
2位の末國九段は、その場合でも最後の大会で6位以内に入れば2位キープが確定。
私用で欠場の岡本九段は、中島八段が優勝しないか、末國九段が6位以内に入らなければ逃げ切り。

何にしても、残り1大会で優勝が条件となっている中島八段はつらい状況。

そして最終戦、9月22日の品川シーサイドオープン、世界戦を2週間後に控えた高梨九段も参戦。
強豪が多ければ多いほど、優勝が条件の中島八段にとっては逆風。

シーサイドオープンの結果はオセロ連盟公式サイトにある通り・・・

中島八段が優勝、末國九段が準優勝。

その結果東京グランプリ2018は最終結果は、
順位氏名段位TGP総得点
1中島 哲也八段88130
2末國 誠九段88123
3岡本 一樹九段88115
こうなりました。
3人とも、優勝3回+準優勝1回で88点の同点!
同点の場合、総得点(上位4大会の合計でなく、対象大会で獲得した全てのポイントの合計)で順位が決まるため、中島八段と末國九段が次回の全日本のシード権を獲得、ということになりました。

しょーじきめちゃめちゃ嬉しかった


いやぁ〜、優勝すればそれはいつでも嬉しいんですが、今回の優勝はハンパない嬉しさでした。
優勝しないと東京グランプリ2位以内がない厳しい条件の中での優勝ですからね、最終戦勝って優勝が決まった後はいい年してはしゃいでしまいました。

最終戦でギリギリまくられてしまった岡本九段のために良い情報を1つ。
過去の統計上、東京グランプリで次点になった選手のブロック大会通過率は100%です。