Othello! JAPAN Blog
教えてないのにそんな手打てちゃうの?


毎月2回、品川で小学生オセロ教室を開催しています。

昨年3月に開始したので、もう丸1年経過しました。

みんな、確実に強くなってきています。
昨年の小学生グランプリ、今月の小学生名人戦共に、あと一歩、最後勝てば入賞ってところまで行った子が数人いるのですが、惜しくもそのゲームを落としてしまっています。
ほんと、あともう一歩。

できれば今年、遅くとも来年には、当教室の子達がたくさん入賞できるようにしてあげたいと思ってます。

さて、そんなわけで昨日はオセロ教室の開催日だったのですが、まだ幼稚園生のO君がすごい手を打ったので紹介しちゃいます。

上の写真の局面、黒の番。
黒の勝ちは動かないところではありますが、ここでO君、ちゃんと時間をかけてじっくり考えます。
そして、打たれた手は・・・

●a2!

う、うまい。
この子はまだ年中さん。当教室に入ってまだ3ヶ月。
お兄ちゃんが既に有段者というアドバンテージはあるわけですが、いやぁ、それにしてもこの局面で、自分で考えて●a2が打てる年中さんってすごくないですか?!

Xにむやみに打ったらだめ、Xにある石を裏返したらだめなんていう基本的なことはちゃんとわかってる子ですから、この手はたまたま打った手じゃないですからね!

そんな感じでして、まだ教えてもいない手筋を自分の頭で考えて打ってるのを見て、めっちゃ感動してしまいました。

  * * *

O君ももちろんそうですし、この教室に通ってちゃんと力を付けている子って、やっぱり親御さんの協力が大きいですよね。
親がオセロが強いのが一番手っ取り早かったりもするのですが、オセロがわからなくても、お子さんのためにいろいろ考えてあげて環境を整えてあげてるなぁ、と。

ごくごく稀に、教室に入れとけば勝手に強くなるという幻想(?)を持っちゃってる方もいらっしゃるのですが、オセロに限らず、習いに行くだけでは大きな上達は臨めませんからね。新しいことを習って、正しい知識を身に付けて、そして普段の練習でそれを定着させる。この、普段の練習こそが大切です。

まぁこれって、オセロに限った話じゃないので、自分自身が受験勉強をしていた時のこととかを思い出せば、何をしてあげたら良いかって見えてきますけどね。ただ、手間をかけてそれをやってあげるって大変なことではありますから。小学生オセロ教室にお子さんを通わせているほとんどの親御さんたちは、毎週のようにいろんな大会に連れていってあげたり、コンピュータの使い方を教えてオンラインオセロ教室で練習できるようにしてあげたり、一緒に棋譜をならべて一緒に考えてあげたり、自分も完全にはわからないながらもお子さんのために頑張ってる方が殆どで、ほんと感心しています。

そんな感じで、親御さん達の意識がみな同じ方向を向いてることもあって、子供がライバルでありながらも、みんな仲良く楽しそうで嬉しいです。
もちろん、子供達もみんなやたら仲良く楽しんでます。

実のところ私が一番、楽しくやってるんですけどね。

東北の大清水さんのように、私も早く号泣したい!


■中島八段の小学生オセロ教室
http://seaside.othello.org/renshukai/

この小学生オセロ教室は東京の品川で開催しておりますので、遠方の方はオンラインオセロ教室をお勧めします。

■中島八段のオンラインオセロ教室
http://school.othello.org/