辺の形の名前で、辺の上に同色の石が5個連なった形。
この図は白のウィング。
ウィングは一般に悪い形で、作らないで済むなら作らない方が良い。
もちろん手数との兼ね合いなので、絶対に作ってはいけないものではない。
ウィングの弱点は、根本側の隅が取れなくなること。
今、黒が左下のX (b7) に打ったところです。
折角Xに打ってもらったのに、白はa8の隅を喜んで取ることができません。
もちろんルール上a8の隅に打つことはできますが、○a8と隅を取ってしまうと、黒に●b8ともぐられ、その後で黒から●h8と●h1の2つの隅を取られてしまいます。
ウィングを作ってしまうと、本来なら良い手であるはずの隅を取る手が悪い手になってしまう、ということになります。
逆に言うと、自分がウィングを作ってしまうと、本来なら悪い手であるはずの
X打ちが、相手にとって良い手になってしまう、と言えます。