新オセロ方式

2006年6月7日(水)

　2005年全日本選手権から導入された「新オセロ方式」、順位の決定方法がいまいち良くわからない、という人のために簡単に説明したいと思います。

組合せ方法

　同勝同敗というだけでなく、勝星の並びが同一の人と組み合わせる、というのが一つの特徴。1回戦はランダム、2回戦は勝者同士、敗者同士ということになりますが、3回戦以降は「勝星の並び」を意識します。○を勝ち、●を負けとして、3回戦では同じ1勝1敗でも○●の人は必ず○●の人と対戦し、●○の人とは対戦しません。

順位決定方法

　最終戦を終えるまでは勝星の並びが同じ人が必ず複数存在し、64人の大会で6回戦を終えた時には勝星の並びが同じ人は絶対にいなくなります。なので 1 位〜64位の全てを決定することが出来ます。

　順位の決定要素はまず勝数。勝数の多い人ほど上位になります。

　同勝者の順位決定では、「最後の勝星を挙げたラウンドが早いほど上位」となります。すなわち同じ5勝1敗でも、○○○○○●は○○○○●○より上になります。前者は5勝目を第5ラウンドで挙げているのに対し、後者が5勝目を挙げているのは第6ラウンドだからです。
　最後の勝星を挙げたラウンドが同じ場合には、その前の勝星を挙げたラウンドが早いほど上位になります。それも同じ場合は順次１つ前の勝星を比較し、決定します。

　別な言い方をすると、勝数が同じ2人を比較する場合、最終ラウンドから逆に見て行って先に負けのある選手が上位となります。

　更に別な言い方をすると、勝数が同じ2人を比較する場合、1試合前の終了時点で上位の選手が上位となります。