COBRAの今後

2005年8月18日(木)

研究COBRA

対戦COBRA ロビー画面

　オセロ研究用 i-アプリ「COBRA」が公開されて約半年。1000人近くの人にダウンロードされており、おそらく多くの人に愛用されている（と思いたい）。

　そして今回、オセロの通信対戦が出来る i-アプリのβ版が公開された。その名も「対戦COBRA」。元祖COBRAと区別するために「対戦」という言葉を冠しているが、はっきりと区別をするために元祖COBRAを今後は「研究COBRA」と呼ぶこととする。

　研究COBRAと対戦COBRA。COBRAが 2 つになったこのタイミングに、それぞれのCOBRAで出来ること、また今後のCOBRAの展望についてまとめてみようと思う。

研究COBRAで出来ること

　研究COBRAの公開時の機能は、終盤18個空き以降の完全読みと、WZebraのブックに含まれている手に限った評価値表示であった。
　その後改良を重ね、現在では全ての局面で全ての手に対する評価値表示が行えるようになっている。WZebraの bigbook に含まれる手についてはその book の評価値が、book に含まれない手については WZebra の 7 手読みを用いて求めた評価値が表示される。

　また、1週間程前に「棋譜のメール送信機能」が実装された。これは１人打ちを行ったゲームの棋譜を、任意のアドレスにメールで送信出来るという機能。この機能により、大会後（または大会中ゲームの合間）に研究COBRAに打ち込んだ棋譜をそのまま自宅のアドレスにメールで送っておき、家に帰ってからWZebraを用いて再度反省会、ということが可能となった。

対戦COBRAで出来ること

　まだβ版ではあるが、対戦COBRAではその名の通りオセロの対戦が出来る。見た目は PC 版の Othello! JAPAN GAME とほぼ同じで、接続直後には自分はロビーにいることになる。接続しているユーザ一覧、存在する対局ルーム一覧が表示され、また、メインチャットで全員と会話することも出来る。

　レイティング機能も実装されており、レート有でゲームを行えば、その結果によってレイティング値が上下する。レイティング値によってユーザ一覧で自分の名前の横に表示される四角の色が変わる。この辺り、Othello! JAPAN GAME の仕様をそのまま踏襲している。

今後のCOBRA

　対戦COBRAで打ったゲームの棋譜は全てデータベースに保存されている。現状これを見ることは出来ないが、近い将来、自分が打ったゲームの棋譜については、研究COBRAを用いて閲覧することが出来るようになる。

対戦COBRAの有料化は?

　当然だが、β期間は完全に無料。おそらくいろいろと不具合が出ると思うので、βテストは今年いっぱいは続くのではないかと思っている。
　動作が安定してきたところで有料化すると思うが、対戦COBRA単体で課金をすることはしない。月額315円で研究COBRAと対戦COBRA両方使える、という形態にする予定。

　今後研究COBRA、対戦COBRA以外にも様々なi-アプリを開発していくつもりだが、その場合でも、「全て使って月額315円」という形態を続ける予定である。

対戦COBRA紹介ページ

　　　http://www.othello.org/i/pcobra.html

Othello! JAPAN mobile

　　　http://i.othello.org/ (i-mode 専用サイト)

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